出版社内容情報
酒とバットをひっさげて一打席に命を燃やす景浦安武の代打屋人生。あらゆる世代を魅了する超ベストセラー。
▼第1話/ああ飲んべ横町▼第2話/開幕前夜▼第3話/3の3▼第4話/秘打▼第5話/知将チーポン▼第6話/ホラ上戸▼第7話/ウエディングアーチ▼第8話/退場▼第9話/酒にウグイス▼第10話/酒しぶき●登場人物/景浦安武(通称あぶさん。南海ホークスの代打専門打者)、桂木虎次郎(大衆酒場・大虎の主人でタイガースファン)、サチ子(虎次郎の娘)●あらすじ/あぶの行きつけの店・大虎は通天閣をいただく大阪・ほとけ横町にある。様々な飲食店が立ち並ぶこの通りは、あぶが好むだけあって酒に縁のある人々が集まっていた(第1話)。▼開幕を翌日に控え、いつものように大虎で飲むあぶは、定年を迎えた一人の老人と知り合う。しかし、後からやって来た若いサラリーマンと老人の間でいさかいが起こってしまい…(第2話)。●本巻の特徴/プロ野球選手としては控えめなイメージのあぶだったが、第12巻では試合中に退場処分を受け(第8話)、オールスター戦ではホームランを打つ(第10話)など、プロとして勝負にこだわりを見せ始める。●その他の登場キャラクター/南海ホークス・江夏投手(第5話)、南海ホークス・藤田投手(第6話)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
夢追人009
230
あぶさんの第12巻は、昭和52年度パリーグの前期の話ですが、この頃は強い阪急ブレーブスの黄金時代の全盛期ですので南海ホークスも必死で頑張りますが一歩及びませんでしたね。あぶさんはチームの成績は別にして自らが与えられたポジションで大活躍して絶好調ですね。処で義弟の小林満ですがプロは甘くなく急造投手が簡単に通じる筈もなく二軍生活に甘んじており義兄との対決はまだ遠い先の話ですね。それから大虎のサッちゃんの姓が初公開されまして、桂木サチ子さんでしたよ。彼女は景浦がホームランを打ったらプロポーズしようと決意します。2022/01/28