出版社内容情報
人類に残された最後のフロンティア・宇宙。 全てを呑みこむ暗黒の空間に、冒険野郎・吾郎が挑む!!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
流言
39
どす黒い政争が白い月面で渦を巻く。読んでいて胃が痛くなるほどに張りつめた国家間の駆け引き。地上に降りて現場作業員となった吾郎と月の指揮権を握る司令官ロストマンの対比が痛々しい。そんな緊張した局面のキーが理代子の身体に宿る吾郎の子だというのだから、それはもう手に汗握る。ファトマによる襲撃→マギーたちの手の救出→ハウンドの攻撃→脱出カプセル→撃破→脱出カプセル→マギーのリーク→脱出ロケットによる伝言の展開には参らされた。本気で”堕胎”というアンサーがありうる硬質な雰囲気だけに、安堵もひとしおである。2014/03/21
bookish
0
@学大 テロの責任を押しつけられそうになった日本。情報の活用(moonchild)でなんとか交渉を日本の有利に持っていこうとする。一方吾郎は妊娠をしり、自力で月に行こうとする。・・・・現実世界もはやくスペースプレインで空港に降り立つ時代になればいいのに。2011/12/17
とんび
0
ムーンチャイルドも、やはり地球近傍の宇宙ものには外せないネタだよねー。あの「手紙」は予想してなかったなー、ナイスマギー。2009/12/01
リフル
0
★★★★☆2019/06/02