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出版社内容情報
母なる地球から放たれた種子……種子惑星たちは今、どんな花と実を育てておりのか?表題作ほか、独特の感性でつづるSF四編収録。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
夜の女王
19
☆☆☆☆ 再々・・・読。ストーリーにチェンジリング(取替え子)がどう関係するのかよくわからないけど、続編共々面白い。佐藤史生作品の中でもこのコンビはお気に入り。アシモフの『鋼鉄都市』のイライジャとダニールのコンビを思い起こす。シリーズ化してほしかった。「ネペンティス」に出てくる複合船は度々出てくるけど、元ネタはハインライン?「塵の天使」ギリシャ神話のヒュアキントスをモチーフにした作品。昔は怖いラストだと思ったけど、今はそれもありだな、と。自己愛が完結してのハッピーエンド。「オフィーリア探し」原付ミステリー2014/08/05
aki
4
表題作は大昔、人類が植民した惑星を調査するために訪れた種子の探索者が惑星の異様さに気づき、その原因を探る話。もちろん、佐藤史生のことだから、あくまで民俗学・民族学的アプローチで真相に迫っていく。複合船シリーズの「ネペンティス」「塵の天使」、殺人事件の真相を追うハードボイルドマンガ「オフィーリア殺し」などを収録。もっとも好きなのは異星の「人間でないもの」に恋をする「塵の天使」かな。結局、あんたが好きなのは自分自身なんでしょ、という結末。2011/02/27
さとちゃん
3
再読。複合船物。一度、この世界の年代表を作って、順番に読んでいく、をしてみたい。2013/03/17
Shimaneko
3
再読。この人の作品も、もっと読みたかった。2013/02/05
ユキモリ
3
再読。ダニール刑事を思わせるセフィロートが出てくる「チェンジリング」「ネペンティス」はやっぱり好き。「塵の天使」と「オフィーリア捜し」のアイロニーの残酷さと美しさには唸る。2013/02/01