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出版社内容情報
ふとしたきっかけで、美形双子の兄・坂本清雅の秘密を知ってしまった刈川エリ。趣味の洋裁を通じて親交を深めるふたりだが、刈川という理解者を得たのちも、清雅の心の奥にある想いが満たされることはなかった。弟・涼雅の存在だけが、彼の心を解き放つ力をもっているようなのだが…。禁断の愛を問うトランス・トライアングル!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
扉のこちら側
25
初読。2014年994冊め。性同一性障がいの双子の兄と、その弟との近親同性愛にからむ女子高生の友情…と書くとすごい内容だ。刈川さんのように超然とした女の子はよい。2014/11/02
辺辺
13
読メレビュー漏れ。先天性性同一性障害をテーマにした、兄弟の血縁もの。シリアスなテーマと切ないお話ですが、キューピット役の同級生(女)がめっちゃいい味を出して、コメディチックなスパイスとなり、涙ながらも微笑ましい明るい未来予想図♪ 西さんはやっぱりキャラ創りの名人だと悟らせる優作です♪2014/01/07
辺辺
12
再読み。西さんの禁断もの。タイトルをそのまま受けてはダメwww。兄弟もの。萌えツボ、どストライクゾーン❤弟さんの「兄ちゃんとなら死んでもいい」のセリフにゴロゴロ❤嫌味のない女キャラ刈川さんはカッコよすぎてすごくいい!2013/05/26
辺辺
11
再読。これは手放せない大好きな一冊です。「俺は兄ちゃんとなら死んでもいい、いまここででも」好きだの愛してるだのよりも凄い告白セリフ。夏目も愛してるよりも死んでもいいのほうが日本人らしくていいって言ってるしね。性同一性障害の兄と、兄が好きだけどゆるされないため喧嘩や代わりの女と寝る弟。理解と寛大さに優れている同級生の女刈川の後押しのお陰で結ばれる禁断の双子兄弟愛、そして、ウェディングドレス作り、それを纏い、親にカミングアウトする。行く手には希望と光あれ!のお祝いセリフも最高にイカす!初期西作品やっぱいいわ。2020/08/18
萩
5
刈川さんの気取らない付き合い方が素敵。清雅の切ない苦しい想いを受け止めつつ、逃げては行けないと静かに背中を押す。難しい問題に自然体で付き合える素敵な女の子だなぁ。清雅、涼雅の双子の関係も泣ける。清雅も自分を押し込めて苦しいけど、涼雅もずっと苦しかったんだな。ラストの薔薇の演出は憎いよ刈川さん。2010/09/08