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出版社内容情報
人間離れした力を持つ少年、ランポがジェファン神国から逃れてきた巫女、ヨシノを助けたことから、神国軍と戦うことになる未来派冒険活劇。
●あらすじ●超人的な身体能力を持つ少年・ランポは、マスラオたちとともに、復活したフガクをたおすために統京へと乗りこんだ。まずはローズが神国の重要施設・わだつみをのっとり、電力の供給ルートを使ってフガクの遺伝情報に干渉。マスラオは神国ロボットたちの足止めをするべく刀を振るい、ヨシノは巫女の能力を使ってフガクの気脈に同調し、フガクの自己破壊を誘発した。その間に、直接フガクの体内へ進入したランポは、そこでヤスミ総理と出会う。総理にフガクの美少女形態(アイドルフォーム)であるブラックを差し向けられ、存分に戦えと挑発されたランポは、ブラックに拳をたたきこむが…? 鬼才・上山徹郎が描くSFアクション巨編。大幅な加筆と書き下ろしを加え、ついに完結! ▼第19話/花と嵐▼第20話/天と地▼第21話/炎と氷▼第22話/夢と幻▼第23話/黒と白▼第24話/死と生
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
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5
巻頭収録の「神国ロボットの基礎知識」の内容がガチ。人型ロボットの戦闘力の裏づけたる設定<力場体(イーサーボディ)>、<蓮華盤(ロータス)>、<掌裡効果(パームイフェクト)>など、小学生置いてけぼり、素晴らしい。神<フガク>との最終決戦に臨むにあたり、緻密な描き込みはさらに冴える。機械のアイデンティティとサムライの気概の相克を描く、マスラオVSウンリュウの闘いは白眉。<美少女形態フガク>の登場には思わず笑ってしまうが、上山先生が会心の出来とうたう「不快感を伴った美」のデザインはなるほど秀逸。そして大団円。2012/06/08
小川一輝
0
小学生の頃に初めて読んだ時間違いなく衝撃と不快感を受けたにも関わらず今回読み直すまでフガクの「アイドルフォーム」は完全に記憶の奥に封じられていた。女性が搾取されている構造を露悪的に可視化させたヴィジュアルは私にとってトラウマであると同時に現在でも批評として全く古びていないどころかまさに今である。読み始めた時は児童向けだしフェミニズムの要素は要素として終わると舐めていたが庇護される存在だったヨシノが闘う存在へとトランスフォームするガッチガチのフェミニズム漫画とは恐れ入りました。2017/10/16
ななさか
0
当時読めなかったままだったのを15年越しにようやく読了。バトルの描き方もさることながら、人物の生き様みたいなのがまたかっこいい。ヨシノなんてヒロインだったはずなのに、典型的な少年漫画主人公のランポよりかっこいいような……ラストがちょっとあっけなく終わった感じもするので、もう少し黒幕の思惑やらフガクの秘密やらを描いてくれれば、とも思ったり2015/05/14
Zuubo
0
巻頭のロボットに関する設定の説明の仕方が読み物風で面白い。 ローズVSシラヌイ、マスラオVSウンリュウはどっちもシンプルながら燃える戦い。 そして主人公のランポはフガクと…あ、あれ!?ヨシノ? ランポは? ランポは実質武芸未経験の理系人間ヤスミをぶっとばしただけでしたー って、ええー!? い、いいのかしらこれで?2013/06/20
funa1g
0
RDのキャラデザやってるのに納得した。2008/10/29
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- 読書する女 新潮文庫