藤子・Ｆ・不二雄大全集 すすめロボケット 〈１〉

藤子・Ｆ・不二雄

小学館（2012/04発売）

• サイズ コミック判／ページ数 568p／高さ 21cm
• 商品コード 9784091434913
• NDC分類 726.1
• Cコード C9979

出版社内容情報

小学館漫画賞受賞の名作初単行本化！

主人公のすすむくんと相棒のロボケットが縦横無尽に繰り広げる活躍を夢いっぱいに描き、「てぶくろてっちゃん」と同時に小学館漫画賞を受賞した、初期少年ヒーローまんがの名作。全ページが待望の初単行本化です。しかもカラーページは全てカラーで再現！（解説／松本零士）

【編集担当からのおすすめ情報】
連載時のお話のつながりを分かりやすくするため、学年繰り上がり方式で収録しました。

口絵（カラーイラスト） 2


第1期『幼稚園』編（1962年1月号?1962年12月号）
ロボケット登場 10
どろぼう退治 12
車をすくえ！ 14
女の子を助けろ！ 16
空とぶ海ぞく船 22
ロボットそうじゅう機 28
すすむが大男！? 34
火星人と人さらい 40
ペンキぬりたて 46
ふしぎなおり紙 52
雲に乗りたい 56
ロボケットのサンタ 60

第1期『小学一年生』編（1962年4月号?1963年3月号）
ジャングルの怪獣（前編） 67
ジャングルの怪獣（後編） 67
巨大な虫（前編） 83
巨大な虫（後編） 83
あばれだした銅像（前編） 147
あばれだした銅像（後編） 163
ゴルゴン星（前編） 191
ゴルゴン星（後編） 207
となりのみきちゃん（前編） 235
となりのみきちゃん（後編） 251
ふしぎなくすり（前編） 273
ふしぎなくすり（後編） 289
ふしぎなはこ（前編） 319
ふしぎなはこ（後編） 335
ロボケット対クロケット（前編） 365
ロボケット対クロケット（後編） 381
あべこべの国（前編） 408
あべこべの国（後編） 423
ふしぎな雪人間（前編） 445
ふしぎな雪人間（後編） 461
人間ロボット 489
ガラス人間（前編） 505
ガラス人間（後編） 521


［巻末企画］

初出掲載誌リスト 554

特別資料室 556

解説 松本零士 562


藤子・F・ 不二雄［フジコ エフ フジオ］
著・文・その他

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[柊龍司＠中四国読メの会＆読メ旅＆読食コミュ参加中]

ロケットがロボットになるという、ロボットが空を飛ぶという想像力の斜め上をいった作品。 ロボケットの口の丸い部分が間抜けに見えて困るけど、意外と人工知能もあるようで、昔ののどかな古き良きSF。是非今のロボットに触れる前に子供に読んでもらいたい。

2012/10/16

[ホームズ]

子供向けの『海の王子』のような感じだったかな（笑）面白かった～（笑）短く楽しめる作品ばかりでした（笑）

2012/05/01

[ぐうぐう]

ロボットにも変形するロケット、その名はロボケット。とてもシンプルなデザインが、現在から見ると大胆に映る。ロケットが基本形だったのが、回が進んでいくごとに、ロボットであることが基本形となっていき、やがてそのロボットにも人格が生まれていく。巨大ロボットとの戦いや、惑星への探検など、大掛かりなエピソードよりも、日常的なエピソードのほうがしっくりと来る辺りが、藤子・Ｆ漫画の魅力だろう。

2012/06/01

[チューリップ]

ロケットにも変身できるロボットだからロボケットなのか。昭和の冒険ものって感じの話で安心して読める。ドラえもんとか他の話にも使ったのかなと感じるアイデアがあったりしてそこも楽しめた。

2019/10/03

[のらねこ]

「海の王子」のプロトタイプ版か? という印象。ロボケットの誕生由来は謎のままだが、定番の「ニセモノ対決編」とか「幼馴染みの兄さんが科学者でヤマトの真田さんばりに大活躍」といったように、昭和30～40年代の王道パターンをきちんと踏襲している。地球空洞説は「のび太の創世日記」にもあり、話のパターンと応用の組み合わせが巧みだったんだなあと感じました。当時の連載を読んでた世代には有難い復刊だろうと思います。

2012/06/25