フラワーコミックス ＢＡＮＡＮＡ ＦＩＳＨ 〈１２〉

吉田秋生

小学館（1991/04発売）

• サイズ コミック判
• 商品コード 9784091335326
• NDC分類 726.1
• Cコード C9979

出版社内容情報

謎の言葉「バナナフィッシュ」を追うアッシュに、暗黒街の黒影が迫る…！　別冊少女コミックに大人気連載されたハード・ロマン！！

アッシュが仕掛けた情報操作により、コルシカ人財団内で窮地に陥っていたディノ・ゴルツィネが、バナナフィッシュをめぐるアッシュとの闘いに復帰してきた。そしてディノと手を組んでいたチャイニーズマフィアの李（リー）一族の中では、月龍（ユエルン）が兄たちを排除して実権を握っていた。ディノと月龍が改めて手を結び、アッシュを狙い始める。その手始めとして、ディノは殺し屋の白（ブランカ）を雇った。一方、アッシュはバナナフィッシュをめぐる陰謀を明らかにするため、ディノとともに陰謀に深くかかわっていた上院議員のキッパードを追い詰めていた。だが、あと少しというところで彼は射殺されてしまった…。●ＢＡＮＡＮＡ　ＦＩＳＨ

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[yourin♪]

到底かないっこない・・・ブランカはアッシュにそう感じさせる相手だった。　今まではどんなピンチでも心配ないと思えていたのに、初めてアッシュの背中に不安がつのりました。　そしてアッシュには守りたいと思える大切な物が何もないんだ、自分の命でさえ・・・。ただ、エイジを除いては・・・。　つかの間の２人の穏やかな時間に涙が溢れて文字が読めなくて・・・；；

2011/08/10

[はるみかん]

再読。いよいよブランカが動き出す。アッシュとエイジのシーンが多くて嬉しい。エイジのために自分を撃てと言われて躊躇なく引き金を引いたアッシュに胸が痛くなった。

2018/08/02

[てんてん(^^)/]

ブランカ登場。あ～憎らしいほどのこの余裕。かっこよすぎるよねえ、この人。アッシュを見つめる目は愛に溢れてて妙に安心感があるんだけど。。。その優しい表情でこれからどんどん追い詰めていくんだよなあ。教え子の成長を見守るにしても限度っつうものが。。。（笑）そして、いじめっ子月龍の壮大な意地悪が始まる。

2011/08/16

[パンジャビ]

うわーん、ビアンカー英二を見逃してやってくれよぉーアッシュの心の拠り所なんだよー（涙）…と言っても、超一流の白さんは受けた仕事はこなすんだよね。うぅぅ。あんなに優しそうなお兄さんなのになぁ。そして英二君は白にかすり傷ながら撃たれて、発熱でまさに姫ポジ。月龍も心の中は荒れてるなぁ。彼も何かをアッシュに求めているのかなぁ。被害者キッズだったのは似てるのに、何だかんだと仲間に恵まれてるアッシュに対する嫉妬？読めない。そしてゴル爺、ついに仲間の議員や大佐まで暗殺しちゃって、仲間割れ！英二は永遠に狙われるのか？！

2014/07/21

[arianrhod]

ｱﾆﾒ化するということで再読中。ﾌﾞﾗﾝｶの愛読本として「海流の中の島々」が作中にでてきました。以前にもｱｯｼｭの死の観念を「ｷﾘﾏﾝｼﾞｬﾛの雪」に登場する豹を用いて説明するｼｰﾝがありました。吉田秋生さんはﾍﾐﾝｸﾞｳｪｲ好きかもしれない、とか思いながら読みました。それに、殺し屋でｱｯｼｭの先生だったﾌﾞﾗﾝｶ(白)が登場した時その名前にﾄﾞｷﾝ。同作品の登場人物にｼﾞｬｰﾅﾘｽﾄのﾏｯｸｽの仇名がﾎﾞﾛといいます。これは子供の頃私の好きだったｼｰﾄﾝ動物記にでてくる狼夫婦の名前だったからです♡

2018/01/29