フラワーコミックスαフラワーズ 坂道のアポロン 〈４〉

小玉ユキ

小学館（2009/08発売）

• サイズ コミック判／ページ数 188p／高さ 18cm
• 商品コード 9784091326263
• NDC分類 726.1
• Cコード C9979

出版社内容情報

ついに母と再会した薫が知った真実とは？

60年代後半、九州。転入生の薫（かおる）は不良の千太郎（せんたろう）と出会い、苦しかった学校生活が一変！ ジャズを通じて千太郎と友情を育み、純朴な律子（りつこ）に恋をして、失恋して…。傷心の薫は、幼い頃に離れた母を訪ね、東京にやってきたが!?
●収録作品／坂道のアポロン（4）／エレベーター・チャイルド

小玉 ユキ［コダマ ユキ］
著・文・その他

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[匠]

実母と薫の再会から笑い合うまでの流れがすごく感動的だった。アニメ版では語られていなかった、母親の深い事情、家を出ないとならなかった理由がわかって泣けて仕方なかった。「バードランドの子守唄」が頭の中で流れる中読み進めつつ、百合香が言った「絵画はキャンバスという空間の中に、ジャズは演奏という時間の中に、その場その時に生きてる自分自身を刻み込んでいく感じがする」という言葉に深く共感。さて、ロックの松岡君にドラマーとしての千太郎を持っていかれ、心穏やかじゃない薫がなんだか哀れ。どうするんだろう？文化祭。

2013/03/22

[あーさん☆転スラ·薬屋·本好き·魔導具師ダリヤ続々アニメ最高です！！(⁠≧⁠▽⁠≦⁠)]

東京。文化祭はどうなる？(；￣Д￣）？

2018/06/12

[まろんぱぱ♪]

何があった？と思うくらい雰囲気が変わる。母と和解？そして決別、でもまた会えるさ。千太郎は母に薫と友情の約束をする。母との出会いで突き抜けた薫は、律子との距離感を変える。しかし潮干狩りでの怒り(笑)、薫君、君は千太郎に恋してるね、千太郎の見ている世界が知らないものになっている焦燥、けど千太郎は分かっている、薫が自分を一番知っていてくれていること。百合子がまだまだ謎？幼さから一歩脱皮した、若い恋愛模様、どうなっていくのか、楽しみにして、次に行く(o^∀^o)

2015/09/12

[neimu]

髪の長い美女が表紙か。カルテット揃い踏みかと思ったら、今回は新しいキャラも参入して色々ややこしそう。お母さんと薫、百合香と千太郎、そして…。登場人物が面白い。個性と年齢差、一途に思い込み、勝手に突っ走る、舞い上がる、失恋する、このテンポの良さが小気味よい。そう、青春時代は毎日がなんやかんやてんこ盛り。そこに入り込む音楽。ジャズかロックか、そういう変わり目の時期だったのかなあ。中学時代の文化祭でのバンド活動が懐かしい。あの頃は何も思わず誘われるままに動いていたけれど、今思い返してみると勿体ないことも一杯。

2021/08/27

[フキノトウ]

薫がとっても痛々しいです。友情ってどっちか一方が、想っていても繋がらないよね。でも、千太郎と薫は大丈夫だと思うんだけどな。巻末のエレベーターの話が大好きです！

2013/12/24