感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ゆーいちろー
2
当たり前だが本書は女性の物語である。男の読者として、咲久子の生き方は痛快ではあっても、お近づきにはなりたくないなあと感じてしまう。(もっとも、現実に咲久子がいたとして自分が多少なりとも視線を向けられる要素はないが…)理不尽な男女差別をするつもりはないが、基本的に保守的な人間として、ジェンダーをある程度認めたいという気持ちが働くのは、やはり差別だろうか?そういう意味では野方隼人がやはり一番親近感を感じるキャラクターではある。結局は卯乃と隼人のように、個人の間で共通の理解を深めていくしかないのだろう。2012/12/29
Mariamaniatica
1
ランダム再読。先に新編懐古的西洋事情を読んでからこちらを読んだので、登場人物の背負ったものがあちらとは異なることに驚き。京也の母親があの横浜の野菜の麗人だったとは・・・あの方とはダメだったのかと、なんだかショック。2つの作品合わせてより奥深く味わえる作品。私は佐久子さん、とても好きですね~。2013/07/24
ゆり
0
咲久子さんと公之子爵のカップルの存在感がすごすぎる。格好いい……!2012/11/26
みるて
0
図書館の本 読了