そこに工場があるかぎり

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そこに工場があるかぎり

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  • サイズ 46判/ページ数 208p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784087816945
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0095

出版社内容情報

エストロラボ 細穴屋 江崎グリコ 桑野造船 五十畑工業 山口硝子製作所 北星鉛筆 ものづくり ボート 鉛筆 金属加工 ガラス いそはた くわの やまぐちがらす もくねんさん ウッドペイント 文房具 きたぼし ほくせい いそばた ほそあな 直木賞 妊娠

内容説明

日本のものづくりの愛しさと本質を作家の目で伝える。ベストセラー『科学の扉をノックする』に続く、小川洋子さんの工場見学エッセイ。

目次

細穴の奥は深い
お菓子と秘密。その魅惑的な世界
丘の上でボートを作る
手の体温を伝える
瞬間の想像力
身を削り奉仕する

著者等紹介

小川洋子[オガワヨウコ]
1962年、岡山市生れ。早稲田大学第一文学部卒。88年「揚羽蝶が壊れる時」で海燕新人文学賞を受賞。91年「妊娠カレンダー」で芥川賞受賞。2004年『博士の愛した数式』で読売文学賞、本屋大賞、同年『ブラフマンの埋葬』で泉鏡花文学賞を受賞。06年『ミーナの行進』で谷崎潤一郎賞受賞。07年フランス芸術文化勲章シュバリエ受章。13年『ことり』で芸術選奨文部科学大臣賞受賞。20年『小箱』で野間文芸賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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ヴェネツィア

385
小川洋子さんの工場見学記。ある時は東大阪の「細穴屋」に、またある時は葛飾区の鉛筆工場へ。競技用のボートあり、オサンポカーありとバラエティにも富んでいる。この企画が成り立つのは、まず彼女のあくなき好奇心と探求心、そしてあくまでも相手を尊重して真摯に聞く能力、さらにはそれをエッセイに仕立て上げていく筆力とが必要である。そして、ちょっと惚けたような味わいと。まさに適任である。というよりも、もはや余人をもって代えがたいレベルである。語りの上からは、巧みな比喩と軽妙な擬人化に秘密がありそうだ。2023/10/12

KAZOO

161
小川洋子さんによる工場見学の話で楽しめました。結構面白い質問をしたりしています。いまは小学生など工場見学はないのでしょうか?私の経験ではお菓子の工場や新聞社(昔の活字や輪転機のあったころ)や万年筆の工場などを見学したことがあります。修学旅行というよりもこのような見学のほうがためになると思うのですが。社会人になってからもビール工場、製鉄所、チョコレート工場などを見学しています。2021/08/16

真香@ゆるゆるペース

150
図書館本。小川洋子さん初読み。細い穴を開けることに特化した会社(大阪)をはじめ、お菓子(神戸)、ボート(滋賀)、乳母車(東京)、ガラス管(京都)、鉛筆(東京)の6つの工場の現場を見学・取材したエッセイ集。いずれの工場も派手さはないものの、熟練した技術力を持つ職人の存在が不可欠。筆者のものづくりに携わる人々への敬意や工場への深い愛から温かみが伝わってきて、読んでいてとても心地良い。同時に、自分の身近にあるものをもっと大事にしようと改めて思った。文だけでなく、説明用の写真やイラストがあったら尚良かったかな。 2021/04/28

とろとろ

134
日本で作られる所謂純粋なメイド・イン・ジャパン製の、繊細で且つユニークなものづくりのすばらしさと美しさ、そこに携わる人々の思いを伝える珠玉の工場見学エッセイ、なんだと。「クール・ジャパン」か「美の壺」みたいな、そんな話が全6話。芥川賞作家が書いた文章はさすがに状況がよく判る。自分が知りたい事の好奇心と工場愛が溢れているってか。著者は少女時代にこうした町工場の周辺で育ったということなので「然もありなん」と思わせる。三浦しをんは博物館めぐりの本を書いていたけれど、工場めぐりの本というのも初めてで面白かった。2021/08/15

きみたけ

127
著者は小説家でエッセイストの小川洋子さん。幼いころから変わらぬ小川さんの好奇心と工場愛があふれるおとなの工場見学エッセイ本。訪問した工場は6つ。①エストロラボ(屋号:細穴屋)、細穴放電加工の工場 ②グリコピア神戸、江崎グリコの菓子工場見学施設 ③桑野造船、大津市にあるボート製造工場 ④五十畑工業、大型乳母車・介護用品の製造工場 ⑤山口硝子、京都市にあるガラス管の火炎加工とスリ研磨加工に特化した工場 ⑥北星鉛筆、鉛筆製造・エコロジー商品の研究開発会社。 作家による視点で描かれていて、意外と新鮮に感じました。2024/05/24

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