欧亜純白―ユーラシアホワイト〈2〉

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  • サイズ B6判/ページ数 541p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784087804782
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

ロシア、中国、日本―ユーラシア大陸に広がる“白い悪の連鎖”を潰せ!謎の男ホワイトタイガーを追いつめる潜入捜査官三崎。国境・人種を超えた犯罪組織の熾烈な抗争―罠、謀略、暴力の渦。

著者等紹介

大沢在昌[オオサワアリマサ]
1956年名古屋市生まれ。79年『感傷の街角』で第一回小説推理新人賞、86年『深夜曲馬団』で第四回日本冒険小説協会最優秀短編賞、91年『新宿鮫』で第四四回日本推理作家協会賞長編部門、第一二回吉川英治文学新人賞、94年『新宿鮫 無間人形』で第一一〇回直木賞、2001年『心では重すぎる』で第一九回、02年『闇先案内人』で第二〇回、連続で日本冒険小説協会大賞日本軍大賞、04年『パンドラ・アイランド』で第一七回柴田錬三郎賞、07年『浪花 新宿鮫9』で第二五回日本冒険小説協会大賞日本軍大賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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keiトモニ

27
ホワイトタイガーは期待していただけに、こんな奴だなんて…トホホ。金武慶って、何か金慶珠みたいで…。ンで“金慶珠如き無能力韓国人を教授に使う大学の気がしれない。彼女は能力があるわけではなく、自分の云いたい事だけを、他人の発言に逆らってでも激しく言い募る技術のみ…。人事を握る大学幹部を誑し込んだのではないか?”との声もあります…。さて、三崎取締官とアニタさんがもう少し親密であったらいいなぁ~って思いますけどね。どうも人のいいように感じる徐さんはやはりこうなる運命なんでしょうか、残念です。それにしても長かった。2014/09/21

RIN

26
こういう国際謀略とかスパイものはちょっと先の話を読むのが一番面白いのだが、15年余り昔に書かれたものでも検証として興味深かった。「裏」社会というだけあって、「表」の社会と合わせ鏡なんだなぁと妙に納得。下巻はストーリーより周辺情報の描写と分析が面白い。今のロシアの復活は想定外?これからのヤクザさんは(既に?)英語中国語必須+ロシア語ポルトガル語が話せて帳簿読めて法律熟知してて国際的な政治経済社会情勢分析できて、かつ身体鍛えて射撃の腕も抜群なくらいじゃないと出世どころか生き残れない?地道に生きましょう(笑)2014/04/21

Nobu A

15
図書館本読了。後編に入り、登場人物や物語展開の場所が淘汰され、読みやすくなった。後記にあるようにフィクションではあるが、麻薬犯罪と犯罪の国際化の現状をつぶさに研究したものがベース。故に現実性もあり、今後の国際犯罪を漠然とではあるが、考える機会にもなった。最後の麻薬捜査官とヤクザと「ホワイトタイガー」の巧みなやり取りは読み応え有り。凄い派手な終わり方はエンターテイメント丸出し。でも、やっぱり前後編で計千頁以上は少々長過ぎ。2017/07/04

MarsAttacks!

15
下巻も長い540ページ、上巻に引き続き状況説明が繰り返されます。それでも物語は各国裏組織の思惑や、謎の人物「ホワイトタイガー」の描く麻薬ビジネスのビジョン、それを打破すべき活躍する捜査官達の信念と過酷な戦いが、物語をスリリングなものにしていました。少し残念なのが結末にかけ、急ぎ過ぎているように感じに取れたところ、膨らんでいた期待が、パチンと弾けて終わってしまった2011/11/05

橋川桂

14
本筋の方も次々衝撃の真相が暴かれて何とも惹き付けられるのだけど、それよりも日米中、三人の麻薬捜査官の奇妙な友情というか、国益を越えての共闘関係の方に目がいってしまう。捜査の合間合間、ふとした雑談のように交わされるそれぞれの正義、愛国心、忠誠心なんかがとても印象的。最後の最後、クライマックスがひどく駆け足であっさりした幕引きだったうらみもあるけど、良かった。2018/11/07

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