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The Book―jojo’s bizarre adventure 4th another day

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  • サイズ B6判/ページ数 380p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784087804768
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

「ジョジョの奇妙な冒険」20周年記念。乙一×JOJO、第4部杜王町を舞台に、渾身の小説化。

著者等紹介

乙一[オツイチ]
1978年10月21日、福岡県生まれ。1996年、第6回ジャンプ小説・ノンフィクション大賞を受賞した『夏と花火と私の死体』でデビュー。2003年、『GOTH リストカット事件』で、第3回本格ミステリ大賞を受賞

荒木飛呂彦[アラキヒロヒコ]
1960年6月7日、宮城県仙台市生まれ。双子座、B型。’80年週刊少年ジャンプ・第20回手塚賞に『武装ポーカー』で準入選。’81年同誌1号に同作品でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

あも

76
乙一らしさとジョジョらしさが違和感無く融合した名作。原作者をして、漫画執筆当時に目指していた完成形と言わしめただけはある。というか、単純に乙一がジョジョ好き過ぎる。原作のネタを随所に仕込みまくっており、本編どころかファンの間で囁かれている推測や、コミックス折り返しの作者コメントまでパロディとして織り込んでるんだから半端じゃない。ストーリーは原作第4部の後日譚。高2になった丈助や康一たちが新たな事件に巻き込まれる。オリジナルキャラクター蓮見琢磨の哀しい過去の描写は乙一の本領発揮。切なさを残す読後感もグッド。2012/01/02

57
狭いビルの隙間で、希望を待っては裏切られ続ける。母と彼に感情移入し過ぎて、悲しいわ許せないわ。この無念な思いはどこにぶつけたらいい。せめて彼が罪を重ねた理由を、彼の生きた軌跡を知って欲しかった。希望通り、予想通りいかないからこそ夢中になるに違いないのだけれど。the book。彼は、母のスタンドだったような気がしてならない。だとしたら悲しすぎる。千帆はどうか幸せに。悲しい子どもが増えて、世界に悲しみが広がらないように。スタンドは使えずとも、人が書いた本を読むことは出来る。人間賛歌とは魅力的なテーマですね。2011/11/04

ちはや@灯れ松明の火

33
380ページの、ダークブラウンの革表紙の本の中に広がる、奇妙な町・杜王町。平穏無事な生活を望む悪と、町内の平和のために闘う『能力者』たる住民たち。壁の隙間に囚われた女性、非凡な記憶力を有する少年とその後輩の少女、女性怪死事件を探る能力者たち。ページの余白に見えないドドドゴゴゴの書き文字が躍り、町中にバラバラ散らばった事件のピースが復元されるように隠された真実を描き出し、狂った金剛石が輝きを放つ。2009/08/21

九鳥

31
人の家から借りて読む。乙一氏による「ジョジョの奇妙な冒険」第4部の二次創作小説。壁の隙間に落とされたまま生き続ける女性、小説家を目指す少女、少女の「先輩」、康一、それぞれの物語がカタストロフへ向かって収束していく。同人誌と何が違うんだと思いつつ、乙一のちょっとグロくて精神的に痛い作風と、4部の捩じれた世界が融合して、一粒で2度おいしい娯楽小説でした。装丁も挿絵も素敵。2009/08/16

さこぽん

27
世間は ”逃げ恥ロス” かもしれないが、自分は ”ジョジョロス” だ。 放送が終わったら絶対読もうと温存していた乙一さんのジョジョ。 さすがにかき上げるのに5年もかかっただけあって、練りに練られて小ネタもきいてるし面白かった。 表紙をめくれば飛び出す仕掛けも可愛らしい。 杜王町に住みたい。  2017/02/19

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