プラハの春

プラハの春

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  • サイズ B6判/ページ数 536p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784087802450
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

1968年8月、ボヘミアの小国に25万の軍隊がなだれ込んだ。現役外務官僚が、職を賭して描く、迫真のドキュメンタリー・ノベル。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Willie the Wildcat

19
1968年の「プラハの春」。現役外交官僚の実体験がベースであり、激動の緊張感をひしひしと感じる。印象深いのは「ソ連にとってチェコスロバキア(及びハンガリーなどの該当国)は”戦利品”」であるとのくだり・・・。付け加えて東西冷戦時の東欧社会の複雑さ。プラハの自然描写の美しさが対照的である。カテリーナとの出会い、そして別れ・・・。”運命”という一言だけでは悲しすぎる気がする。「ビロード革命」も数多くの犠牲から成り立っていることをなからず感じることができる。2012/05/26

たいぱぱ

13
読友あきなさんの紹介本。僕の産まれた1968年のチェコスロバキアはプラハが舞台。重く苦しく悲しいラブストーリー。〔プラハの春〕は知っていたが、作者の実体験をベースにしているだけに、生々しく怒りさえ感じる。今なおこういったことが世界の何処かで起こってると思うと悲しい。こういう本を読むと、自分の置かれた状況が如何にぬるま湯で幸せなのか感じると共に、自分を情けなく思う。下らない事で凹まず、頑張ろうっと!2017/01/07

ぶんこ

12
だいぶ前に読んだ本ですが、最近友人がプラハに一人旅に行くと聞き、思い出しました。 とても感動して、モルダウを聴いたり、他の関連本も立て続けに読みました。 恋愛小説の形をとったドキュメントで、声高に闘いを前面に出していないだけに、フツフツとチェコ国民の哀しみが伝わってきました。 武器を持って抵抗するのも否定はしませんが、一市民達の心の抵抗に、強く心動かされました。 ああ、私もカレル橋に佇み、プラハ市民になったつもりで、哀悼の意を捧げたい。

スイ

10
うーーーーん…私は残念ながら受け付けなかった…。 チェコの人々の苦難は伝わった、それについては読んで良かったと思う。 しかし肝心の中心にあるラブストーリー、特にヒロインの描き方が…。 主人公はじめ、取り巻く男性達がヒロイン(絶世の美女!稀代の才女!そのうえ聖女のような優しさ!はは!)に求めているのは結局母性。 甘ったれんなよ! クライマックスの教会の場面ではもう気持ち悪くなってしまった…。 これは私の好悪の問題でもあるので、好きな方には申し訳ないけれど、私はノンフィクションで読みたかったなぁ…。2017/01/18

おさと

6
結構飛ばし読みしてしまったごめんなさい。ひとまず、わが祖国、聞きたいよね。うん。2014/09/02

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