アジア新聞屋台村

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  • サイズ B6判/ページ数 248p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784087748147
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

ワセダ三畳間にくすぶっていたタカノ青年、突然、新聞社の編集顧問に迎えられて…本邦初!自伝仕立て“多国籍風”青春記。

目次

プロローグ 宇宙人の会社
第1章 エイジアンとの遭遇
第2章 アジア新聞の爆走
第3章 アジア人の青春
第4章 新聞屋台の「こだわり」と「無節操」
第5章 エイジアンの憂鬱
第6章 エイジアンの逆襲
エピローグ アジアの子

著者等紹介

高野秀行[タカノヒデユキ]
1966年10月21日、東京都八王子市生まれ。1989年、早稲田大学探検部在籍時に書いた『幻獣ムベンベを追え』(集英社文庫)で作家デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

nico🐬波待ち中

67
アジア系の人達が働く会社「エイジアン」。そこのアジア系新聞社の編集顧問になった高野さんの体験記。アジアの色々な国の人達が和気あいあいと集う中、日本の常識とはかけ離れたハチャメチャな新聞を創る。なんというバイタリティ!なんというアバウト!そして困難にへこたれないパワー!会社が揺らごうが自分達は決して揺らがない信念と底力!国家や民族、宗教、時の運に翻弄されても我が道を突き進むエイジアンから元気を貰えた。沢山笑ってお国事情に感心したりキュンとしたり…でもやっぱり最後はしんみり。とても痛快で素敵な体験記だった。2017/06/06

宇宙猫

19
★★★★★ アジア各国の月刊新聞を出す会社でライター兼顧問になって、その雰囲気を愛しながら非効率にイライラする話。ノンフィクションだと思って読み終わってから小説だと気づいた。そうだよね。でも面白ろかったからいいや。2020/02/04

アーちゃん

16
図書館本。読んでいて、他の著書との時系列が変だと思ったら、事実を元にした小説でした。内容としては面白かったのですが、やはり高野さんの真骨頂は旅行記でしょう。文章も著者にしては少し構えているというか、硬いところがあり、初の小説の気負いのようなものを感じました。2016/09/02

ryo

7
会社のためでなく自分のためにがんばる。これって本当に大切だと思います。自分を人と比べることもなく、人に無関心。なんて素敵なんだろう。でも、根から日本人の私には無理かなぁ。2017/09/20

たまご

7
読み終わって「小説なんだ…!」と驚き.どこからが創作でどこまでが現実なんでしょう? 高野さんなら,こんなことも起こりうるだろうと思わせられてるところが,既に術にはまっているんですね.日本以外のアジアのいい意味で利己的なバイタリティーを感じるお話でした.2015/09/08

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