出版社内容情報
海賊たちがくりひろげる波乱万丈のフシギ旅。
「金もないし居場所もなくなったので海賊にでもなるか」。未来戦争後の荒涼とした島嶼地帯。元兵士の灰汁と可児と鼻裂の3人は、オンボロ砲艦で見えない敵と対決しようと……。
近未来海洋冒険カツゲキ譚。
内容説明
クラシックな超常未来。『アド・バード』『武装島田倉庫』に続く、シーナワールド海洋冒険大活劇ざばざば!!ズタボロ海賊3人組くねくね海峡をいく。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Tai
5
椎名誠の何とも不思議なSF小説。よくわからない世界で、動物腐敗ガスで動くという怪しげな砲艦で海賊をするお話。なんだかよくわからないままに読了。【図】2013/09/30
可兒
4
戦いではなく旅の話。アド・バードのアクション多めVerかと思ったのだが水域だった。もっとも私はそんなことどうでもよく、灰汁と可児に再会できたのが単純に嬉しい2008/12/10
さえきかずひこ
3
シーナ・ワールド三部作の続篇。灰汁と可児と鼻裂の三人があやしい砲艦でポリマー漂う北東アジア地域らしい海域をあてどなく旅する。彼らの生業は・・・(略)。単純に続篇が読めることがうれしい。ぜひまた別の物語で彼らと出会いたいものだ。2009/02/27
Tatsuhito Matsuzaki
2
雑誌「すばる」で2003年から2006年に断続的に連載されていた。 当時の題名は「砲艦クサガメ号」 シイナワールド炸裂の泥濘混沌魑魅魍魎的世界が広がっています。2016/10/23
shuha
2
シーナワールドに浸る。この海の油っこさが、不思議と嫌いじゃない。2015/01/17