ロシアン・ルーレット

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  • サイズ B6判/ページ数 317p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784087747317
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

すべては孤独な男女の出会いから始まった。転落する運命のバス。助かるはずの「いい人間」とは?生者と死者、愛と絶望が狂おしく交錯するホラー・サスペンス。

著者等紹介

山田正紀[ヤマダマサキ]
1950年名古屋市生まれ。1974年「神狩り」でデビュー。1982年「最後の敵」で第3回日本SF大賞を受賞。SF、ホラー、ミステリなどのジャンルを超えた活躍を続ける。2002年「ミステリ・オペラ宿命城殺人事件」で第55回日本推理作家協会賞(長編及び連作短編集部門)、第2回本格ミステリ大賞(小説部門)を受賞
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

かおり

25
「新しい小説空間」って言うけど···なるほど、作者は楽しかったのですね。自信があったようですが、ごめんなさい💦作者の新境地、私は全く楽しめませんでした。難し過ぎます!2022/04/16

キー

11
山田先生が後書きで、「短編であって同時に長編でもある。連作であって連作ではない」作品だとしていますが、分けるなら、まあ、連作短編集ですね、やっぱり。 長編として読むには、あまりにも短編集だし、短編集として読もうとすると、長編としても読ませようという試みで、一つ一つのエピソードの後味が味わえませんでした。 変態的なストーリーもあり、グロいストーリーもあり、と、一つ一つのエピソードが悪くないだけに、ちょっと残念な感じがします。 あと、時々、近代文学のような美文調になるのも、なかなか読み辛い感じがありました。2018/07/30

けいちゃっぷ

4
第一級のホラーサスペンス。「いい人間」は果たして存在するのか?2005/04/18

のんの

3
バスの中にはいい人なんているのか…これ。普通の人っぽいのにみんな闇が深かったな。赤ん坊は、幽霊?2024/03/08

Tom Num

3
ホラーやサスペンスというより狂気小説という方がしっくりくるような作品。主人公は事件現場で幽霊に出会う。幽霊を追ってバスに乗ると、何故か同じバスに乗り合わせた人物達の狂気に満ちた人生を、自分が体験したようにリアルな再現で垣間見てしまう。小説の冒頭から主人公の精神が危うく、そのまま物語も危うい雰囲気でグラグラと進んでいく。雰囲気も物語も好きでしたが、湾曲で遠回りで装飾の多い表現が多用されているのが少し苦手でした。この作家さんの個性なのかな?とはいえこの手の物語は好きなジャンルなので他の作品も読んでみます。2019/03/22

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