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ファンタジスタ

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  • サイズ B6判/ページ数 228p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784087746419
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

芥川賞候補作「砂の惑星」を収録した新しい試みの小説集。

著者等紹介

星野智幸[ホシノトモユキ]
1965年アメリカ・ロサンゼルス生まれ。早稲田大学第一文学部卒業後、2年半の新聞記者勤めを経て、計2年間メキシコに留学。1997年『最後の吐息』で第34回文芸賞、2000年『目覚めよと人魚は歌う』で第13回三島由紀夫賞を受賞
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

gokuri

5
星野氏の初期の作品は、こんな感じだったと思い出す。虚構と現実が入り混じっているので、どんな荒唐無稽な展開になって、落ち着くところがないまま、最後まで予想できないので・・・。難解!!2021/06/12

Viola

5
初読みの星野智幸。こういう作風なんだろうか。現実の話すれすれの空想社会だったり妄想だったり。くっきりした境界線がないだけに、ふと混沌とした作品世界にのまれてしまう。象徴的なテーマを感じて別世界へ誘われる村上ワールドとも違って、現実のすぐ裏にある別の隙間にするりと入り込んだ感じ。『砂の惑星』は好きな作品。壮大な一人の移民の歴史が見えるようで。『ファンタジスタ』は政治とスポーツがギリギリまでリンクしている近未来。タマモト、ミシマというモデルの登場に頭の中の構成をかき乱される。『ハイウェイスター』はお手上げ。2016/03/17

タリコ

3
移民政策に翻弄された男の怒りと孤独が眠る森と、記者である主人公が掴み纏め上げた真実(?)の物語に惹き込まれてしまった「砂の惑星」が一番好き。スポーツから政治にコミットしていく「ファンタジスタ」はテンポ良く読めたけど、「ハイウェイ・スター」は消化できなかったなー。2009/11/13

りえぞう

2
△。文体はともかく、読みづらい方の芥川賞系というか……わからなすぎでした。2021/04/03

いのふみ

2
現実のことか、寓意的なことか、人間が別のものに同化し、なり変わってしまう。これも異化の一種だろうか。他作品にもあるエコ志向も感じられる。一方で、この人の持ち味は描写の濃密さ、比喩の鮮やかさだと思う。2021/01/23

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