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コンビニ・ララバイ

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  • サイズ B6判/ページ数 286p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784087745863
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

心配ないからね。全部見失っても、愛にはぐれてしまっても、やさしく包みこんでくれる人が、きっといるはず。小説すばる新人賞から3年半、心に滲みる7つの物語。

著者等紹介

池永陽[イケナガヨウ]
1950年6月29日、愛知県豊橋市生まれ。岐阜県立岐南工業高等学校卒業。グラフィック・デザイナーを経てフリーのコピーライターとして活躍。95年思い立って新人文学賞に応募を始める。98年『走るジイサン』で第11回小説すばる新人賞を受賞し作家デビュー。サムシング・エルスを感じさせる独特の作風で話題を呼ぶ
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

紫 綺

121
何となく一軒のコンビニを舞台にしたほのぼのコメディかと思ってた。店長は女房子供を交通事故で無くし、自暴自棄になってるし、店員もお客もややこしい事情を背負った者ばかり。連作短編形式で読みやすくはあったが、感動の涙を流すまではいかなかった。2016/08/13

ゆみねこ

35
小さなコンビニを舞台にした、愛と再生の物語。オーナーの幹郎の心の傷と、従業員や店を訪れるお客との出来ごと。最後はファンタジーのような幕切れでしたが、ちょっとウルウルして読了。池永さんの作品ではイチオシになりそうです。2013/09/18

ち~

28
子供と妻を続けて事故で亡くした店主、幹郎が営む小さなコンビニエンスストア。そこへ訪れる人々のストーリー。幹郎によって少し救われる人たち。どの登場人物も好きになれない。そんな愛のカタチや生き方もあるかもしれないけど、自分にとっては非現実的な世界。幹郎もまた、お人好しで、とても親身になって手助けしてあげてるけど、何か好きになれない。そして全体に漂う陰鬱でとにかく暗いイメージ。でも、おもしろくない訳ではなかった。2016/10/25

nyanco

12
暗くやる気のなかった幹郎が、様々な人と触れ合い、この仕事を続けるのも悪くない…と気持ちが変わっていく。焼きそば好きの犬を連れたホームレスの話など、なかなか面白いエピソードもあるが、連作なので、ちょっと無理を感じる作品もあり。『珈琲屋の人々』とこれを続けて読むと、う~んと思ってしまう。次は少しテイストの違う作品を読んでみたい。2009/06/04

嘉江☆海★山♫

9
「不器用だから、愛おしい。人間ドラマの交差点。」ナツイチ課題図書。物語の舞台が「コンビニ」だからこそ、今の世の中の問題や、さまざまな人たちの悲しみや苦悩を、より一層、現実味を持って感じられる作品だと思った。たくさんのニンゲンがいるんだからさ、十人十色な、百人百色な、千人千色の人生があるんだよ。だからきっとさ、わたし色の人生でいいんだよ。そんな気持ちにさせてくれた。コンビニの数は山のようにあるけれど、きっとみんな、それぞれのお気に入りの(ミユキマートのような)コンビニがあるんだろうな♫ララバイ2013/08/30

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