ベター・ハーフ

ベター・ハーフ

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  • サイズ B6判/ページ数 403p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784087744521
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

恋愛なら絶対に別れる理由が、夫婦には当てはまらない。かといって、すべてを許し合うわけでもない。腹立たしさはある。失望も落胆もある。憎しみさえも、消えることなく記憶に積み重なっている。それでも、夫婦はその場所から容易に離れることができない。結婚生活の実態に挑む長編小説。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

taiko

39
ほぼ同世代。時代背景が手に取るように分かり、懐かしかったりおかしかったり。バブル絶頂期に結婚した永遠子と文彦。結婚式当日に、文彦の元カノの自殺未遂事件が起こる事に始まり、2人の生活は波乱万丈。バブル崩壊に伴い、暮らしぶりも変わり、子供が生まれてまた変わる。昭和から平成に移るこの時代、2人は時代の寵児の如く、記憶に残る事件などに振り回されます。ここまで、の事はなくとも、夫婦ってこんなかもと思わされ苦笑い。ハッピーエンドで終わりましたが、この後も2人には色々ありそうですね。2人のその後も見てみたい気がします。2017/05/21

ユウユウ

38
ある一組のカップルが次第に「夫婦」になって行く姿が描かれている。背景に映る時代の流れがおもしろかった。2018/02/06

ゆう☆TA

10
【図書館本】結婚とは何か、夫婦とか何か、を描いた作品。バブル時代の、今よりちょっと前時代の作品だけど、時代がかわっても夫婦のあり方とかは変わらないのかな。最初から最後まで、読んでてしんどい夫婦だったけど色々と考えさせられた作品。多分また読み返すだろうな。2016/05/20

わむう

6
記録漏れ。

かず1号

6
バブル真っ盛りの時代に結婚しようとしている美男美女のカップル、永遠子と文彦。そんな二人の結婚式当日にトラブルが・・、結婚とは入れ子の箱(マトリューシカ?)を開けていくみたいなもの、色んな事が起きてしまう。意味があるのかと思いながらそれでも結婚生活を続ける二人。本当に心を交わすのは難しいと思わせる少しビターで現実的な小説です。唯川さんにしては甘くないので読む方は覚悟の程を(*^-')ノ☆2015/01/17

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