内容説明
超高校級サーファー・光秀と校内随一の優等生・恵理。誰にも言えない互いの「罪」を癒すことはできるのか。本当の僕らを、誰も知らない。波のように感じる、清新なエロスの世界…。官能の「海」へ旅立つ、18歳の生と性の真実。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
うしこ@灯れ松明の火(文庫フリークさんに賛同)
71
サーフィンを離れて生きていく自分の姿が想像できないほどサーフィンにのめりこんでいる光秀。誰からも「いい子」と思われている優等生の恵理。あまり接点のない二人でしたがあることをきっかけに肉体関係を持つことになり・・。「Bad kids」の続編というより姉妹編といったお話でした。周囲に見せている顔と本当の自分とのギャップ。そして性への目覚め。この本を思春期の時に読んでいたらものすごく影響を受けただろうなと思いました。“恋人”や“友人”という言葉よりも“共犯”という言葉が二人の関係に相応しいなと思いました★★★★2013/03/19
ほたて
32
自分の中の獣のような衝動を飼い慣らすためだけに繋がっているからだの関係。同情されるくらいなら傷つけられた方がいい。そんなねじれた関係を人は不純だと言うだろう。でも、それは普通の恋愛とどこが違うというのだろう。優等生の顔、お調子者の顔、世間の評価と本当の自分のギャップに苦しむ恵理と光秀。本当の自分を見せたら、きっと彼らは“bad kids”だと言われるだろう。だけど、悪いことひとつもしないで大人になった人なんていない。2013/06/08
さなごん
19
甘酸っぱい高校生たち。でも苦い話も。2015/06/27
星落秋風五丈原
14
父親のてほどきで7才からサーフィンを始めた光秀 湘南の実家を出て下宿住まいをしながら房総半島の高校に通ってサーフィン一筋の生活を送っていた 成績優秀な恵理は親からも教師からも期待されるいい子だが実は性欲の強さに悩み親友に惹かれる自分に戸惑っている 本心を他人に見せない習性を持ち校内では最も遠いところにいる2人を結び付けたのはセックスだった2000/06/06
ゴッツ
12
高校の頃買って読んで、また読んだ。高校の時は衝撃を受けた。今読んだら、高校の頃に読んでただなんて過激すぎたかも笑個人的には隆之と都のペアのほうが好きです。2度衝撃を受けました笑2015/05/17