感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
遥かなる想い
321
第117回(1997年)直木賞。 高倉健、広末涼子の映画のイメージが 強いが、原作も味わい深い。鉄道員として 生きた乙松の一生が、雪国の風景と 微妙に重なり、情感溢れる作品になっている。 亡くなった娘を思いながら、雪夜に語らう 場面は いつまでも心に残る、作品だった。2017/10/28
HIRO1970
133
⭐️⭐️⭐️浅田さん5作品目です。初めて浅田さんの短編物を読みましたが、長編が得意分野だと思い込んでいた為、いい意味で裏切られる結果となりました。この作品でマラソンや長距離だけかと思っていましたが、スプリントもかなりお上手な事が判明しました。しかもこの作品で直木賞を受賞されたそうですから、さもありなんでありまして、ますます浅田ワールドにハマっていくのは抗い様のない事実であります。中毒性があるのかも知れないので皆様もご注意下さい。2014/06/22
紫 綺
108
単行本にて読了。お涙注意報~(T_T)2017/06/03
射手座の天使あきちゃん
95
鉄道一筋に生きた男が最後に見た夢は・・・ 短いが泣けます2007/01/26
ちゃんみー
85
いつかは読もうと思っていましたが、高倉健さんが逝去され、それをきっかけに読んだわけです。短編集のひとつの物語だったんですね。知りませんでした。たったこの数十ページを映画にしていたなんてスゴイですね。哀愁漂う感じが好きです。誰もが人を想い想われる。そんな優しい雰囲気を持った短編集だと思いました。2014/11/21