東京シック・ブルース

東京シック・ブルース

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  • サイズ B6判/ページ数 405p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784087742152
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

kishikan

25
「草の葉に置いだ一しずくの露の中にはね、無数の微生物が生息しているんだよ- とすれば、暗い暗い沼の中には、いったいどれほどの微生物がいるのだ、と僕は考えた。沼全体の水は無数のしずくから成っているのだろう。ならその数は「無数×無数」となる。無数の二乗だ。無数の二乗はやはり無数だろうが、こっちの無数は筋金入りの無数だ。」いいなぁこの表現!この物語は60年代後半の東京の学生生活を描いたもの。携帯もPCもTwitterもFacebookもない頃のマイナーな学生の話だ。でもでも、芦原さんのこの物語は心を打つ。名作!2013/08/21

ジュヌビエーヴ

2
主人公が通う大学の生物の教授の、お母さんを語るシーンが大好きです。優しくて大きな愛に満ちています。この文章を読めただけでも、この本を読んで良かったと思えます。

cxphajime

1
ヨーチンに会いたいな、権藤もいい、向井さんもいい。読んでて芦原すなおさんて優しい人なんだろうな。青春時代青い時代・・・・いいな2013/04/24

マー!

1
ある意味良い時代だなあと思う。携帯がなくてもなんとか出会えるもんだったよね…2013/03/14

ぽるる

0
ブクオ

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