内容説明
大モンゴル帝国を支えた天才宰相・耶律楚材。チンギス・ハンとその子オゴディに仕え、あらゆる学問を駆使して武闘集団を近代国家に導いた生涯。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
kiji
5
様々な言語を操り、詩文、歴史、天文にも通じた耶律楚材。当時ではトップレベルの知性だったのでしょうね。そんな楚材(異民族、文官)を重用したチンギス-ハンはやはり並はずれた指導者であったのだなと思いました2010/10/26
おくてつ
4
ホントは前の駐在の時に帰任する先輩からもらった一冊。ずっと積読になっていたけど、中国にいるうちに読もうと取り出して読了。 チンギス・ハンの名参謀ということで耶律楚材の名前は知っていたけど、言われてみたら、漢字の名前だし、契丹人だったのね。上巻は、生い立ちからチンギス・ハンの下へ送り込まれるところまで。 飲んでばっかりで時間がないけれど、帰る前に早く下巻も読んでしまおう。2023/03/18
suimindukue
4
チンギス・ハン陣営に様々な民族・宗教の人々が集まっていく様が不思議。時代が求めたと言うことか。 2011/01/31
もれ
2
小津夜景さんの『かもめの日の読書』で紹介されていた耶律楚材。 歴史小説は苦手だけど、すごく読みやすい文体で面白い。遼王朝をたてた契丹族の耶律阿保義の子孫。しかし、楚材の時代には遼は既に衰退し、勢力を拡大していたチンギス・ハンにその聡明さと物怖じしない態度がかわれ、天文博士として仕えることになった楚材。 本書は耶律の話であるんだけど、中央アジアを無双する軍事の天才チンギス・ハンが魅力的に描かれる。残虐であるとともに冷静で計算ができる支配者。楚材は仏教に従って敵味方問わず犠牲者を最小限に抑えようと画策する。2021/03/21
上り下り澱
2
耶律楚材は遼の宗家出身の金の官吏でしたが、モンゴルに燕京が征服された際にチンギスハーンに仕えるようになりました。激動のモンゴルの世紀を生き抜いた文官の人生。後半が楽しみです。2014/09/10