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本当の戦争―すべての人が戦争について知っておくべき437の事柄

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  • サイズ B6判/ページ数 221p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784087734102
  • NDC分類 391
  • Cコード C0098

内容説明

2002年度ピューリッツァ賞を受賞したニューヨーク・タイムズの記者が、15年間、戦場特派員として体験した、戦場のすさまじい姿を伝えるQ&A集。

目次

1 戦争についての基礎事項
2 軍隊にはいっておこなうこと
3 戦場ではどんな状態が待っているか
4 戦場で負傷したらどうなるか
5 大量破壊兵器―核兵器、化学兵器、生物兵器
6 戦闘中に体験すること
7 敵に捕われる―拘禁、拷問、レイプ
8 戦争で死ぬということ
9 戦争が終わった後の日常生活

著者等紹介

ヘッジズ,クリス[ヘッジズ,クリス][Hedges,Chris]
アメリカ合衆国ヴァーモント州出身。コルゲート大学英文学科卒業、ハーヴァード大学大学院神学科修士課程修了。ダラス・モーニング・ニュース紙、クリスチャン・サイエンス・モニター紙などの記者を経て、1990年からニューヨーク・タイムズ紙記者として現在にいたる。15年間にわたり、中東のウェストバンクやガザ地区、イラク、サラエヴォ、コソヴォなど、紛争地の海外特派員をつとめる。国際テロリズム取材班のひとりとして2002年度ピューリッツァ賞受賞。ニューヨーク在住

伏見威蕃[フシミイワン]
1951年東京生まれ。早稲田大学商学部卒業。翻訳家。推理作家協会、冒険作家クラブ会員
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

たまきら

30
読み友さんから。素晴らしいマニュアル本です。修士が神学だったというジャーナリストが「美辞麗句皆無、形容詞も抑え」記したこの本。戦争に行く前にすべての人が読むべきだと思う。事実を知るのは重要だ。アメリカの2000年現在の状況を知ることができる。若者があこがれるSEALやレンジャーの説明も巧みだ。日本でも状況を淡々と語る自衛隊マニュアルがあるのだろうか?…まえがきをしめくくる著者の言葉は私の戦争への気持ちと一緒で、鼻がつんとした。2018/03/27

更紗蝦

20
戦争特派員として世界中の紛争地で取材してきた著者が、Q&A方式で戦争や軍隊の実状を提示している本です。原書の発行は2003年、日本語版は2004年なので、イラク戦争のタイミングで出版されています。戦場でのトイレ事情のような面白話レベルのものから拷問やレイプのような深刻な話まで、内容は様々ですが、一番驚いたのは兵士が海外派遣前に施される予防接種は「大規模な実験台」だという記述です。軍隊での使用に限っていれば、治験されていない薬品であっても投与が許されているそうです。2018/02/21

kubottar

10
テレビゲームの戦争はかっこよく見えたりするが、現実のソレはあまりにも醜い。なのに、人間は戦争をしなかったことはほとんどない。もし、自分が生きているうちに戦争が始まったらどうするか、まったく想像ができない。この本は戦争の汚い部分を考えさせてくれる、とっかかりには最適な本だ。2011/10/13

編集長

8
戦争とアメリカ軍に関する事実を簡潔なQ&A方式で記述した本。437項目すべてが興味深い。戦闘中の給料(月150ドル割増)、捕虜になった場合の給料(払われる)、部下による上官殺害(ベトナムで死んだ士官の20〜25%が下士官に殺された)、外国籍の米兵(140万人中3.7万人)、味方の誤射(20世紀の米軍死者の15%、湾岸戦争で失われた全戦闘車両の77%)とか。「自分が違法だと判断するような命令を上官から受けたら?」に対する回答は「実行を拒否しなければならない」。著者は戦場経験豊富なニューヨーク・タイムズ記者。2017/01/17

Mik.Vicky

6
紛争地にジャーナリストとして何回も赴任した著者が戦争で実際に起こりうる現実をわかりやすく端的に説明している。当然だが戦争はない方が良いが、現実はなかなかなくならない。日本は70年も戦争をしていないが、いつか戦争を行う日が来るのだろうか。戦争をしないためにも、やはり9条を改正して、きっちりした軍隊を持つべきだと改めて思った。2019/08/08

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