内容説明
作家・芸術家・哲学者の生涯や作品を通して、旅を楽しむ秘訣を伝授するまったく新しい旅のガイド。世界的ベストセラー『哲学のなぐさめ』の著者の最新作。
目次
1 計画の愉しみ―出発を前に(大いなる期待―デ・ゼッサントのロンドン、わたしのバルバトス島;船旅の詩情、ドライヴ・ウェイのポエジー―ボードレールの港、ホッパーの旅路の情景)
2 日常脱出の愉しみ―わたしたちを衝き動かすもの(エキゾティックなものの誘い―フロベールのエジプト、わたしのアムステルダム;未知なるものの魅惑―フンボルトの新大陸、わたしのマドリッド)
3 自然と向き合う愉しみ―風景の言葉に耳を傾けながら(自然は都市生活者を癒す―ワーズワスの湖沼地帯、わたしの湖沼地帯;崇高なるものとの出会い―ヨブのシナイ半島、わたしのシナイ・ツアー)
4 眼の愉しみ―芸術は現実を濃縮する(目から鱗が落ちる―ゴッホのプロヴァンス、わたしのゴッホ・ツアー;美を自分のものにするためにラスキンの方法、わたしの実習)
5 帰宅後の愉しみ―習慣がわたしたちを目隠しする(日常生活の再発見―ド・メーストルの室内旅行、わたしの近隣旅行)
著者等紹介
ボトン,アラン・ド[ボトン,アランド][Botton,Alain De]
1969年、ロンドン生まれ。ロンドン大学の大学院で哲学指導教官をつとめる
安引宏[アビキヒロシ]
1933年生まれ。東京大学英文科卒。「展望」復刊編集、「すばる」創刊編集長をへて、75年「祝祭のための特別興行」(『死の舞踏』所収)で再開第1回中公新人賞を受賞、文筆活動に入る
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感想・レビュー
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