一人で生きる勇気

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  • サイズ B6判/ページ数 214p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784087733884
  • NDC分類 934
  • Cコード C0098

内容説明

カナダの海辺の町ノヴァスコシアで、たった一人の生活を始めたギルマン。古い家の庭でハーブや有機野菜を栽培し、本を書き、新しい友人たちと出会う…。『おばちゃまシリーズ』の人気作家が初めて書いた離婚から自立までの道。

著者等紹介

ギルマン,ドロシー[ギルマン,ドロシー][Gilman,Dorothy]
アメリカのニュージャージー州に生まれる。9歳のときから小説を書きはじめ、児童小説から転向してミセス・ポリファックスを主人公にした『おばちゃまシリーズ』が次々と大ベストセラーになる。またマダム・カリツカを主人公にした『伯爵夫人シリーズ』も大好評を博している

柳沢由実子[ヤナギサワユミコ]
1943年岩手県生まれ。文筆業。上智大学文学部英文学科卒業。ストックホルム大学スウェーデン語科修了。女性文学の翻訳、内外の女性事情についての著述、評論、講演を主な活動とする
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

コトノハ小舟

3
30代の頃読んでいたく心に残っていた本、作者もタイトルも覚えていなかったが、この頃何度も思い出していた折、図書館でふと手に取った本がそれだった。あー、この本です!著者と同じ50代になった今、いちいちが心に響く。いちいちに深く頷いてしまう。一人で辺境の島に移り住み、襲われたのは自由への恐怖だったとあった。 そして、今までずうっと置き去りにしてきた、子供の頃の自分と友人になることができるまで、作者は蘇生していくのだ。その島で一人で生きることで、自然の懐に抱かれて生きることで、島の人々と共に生きることで。すてき2020/10/14

アキコ

2
私は読んだことはありませんが「おばちゃまシリーズ」。その有名な著者の唯一のエッセイ。このエッセイは1978年に書かれたものです。カナダの田舎での生活の描写よりも、自分自身の心との向き合い方の描写が興味深かったです。特に第5章の「時間」は、移住してからの心配事は新しい生活ではなく、自由に対する恐怖感が印象的でした。人生は本当の意味で一人になる事は少なく、自分の意思で決めているようで周りに決められている事があります。考えさせられました。また読みたい一冊。2015/09/10

蜜白玉

2
図書館の棚の前をぶらぶらしていたら、ドロシー・ギルマンの名前に見覚えがあって立ち止まる。以前よく読んでいた「おばちゃまはスパイ」シリーズ(こう読んでいたけれど、本当はミセス・ポリファックスシリーズ)の著者で、この作品は彼女の唯一のエッセイである。「おばちゃま」の毅然としていて、なおかつやさしさとユーモアのある人柄は、著者自身にも重なることがわかる。ドロシー・ギルマンの魅力を再確認した。今となっては「おばちゃま」を売ってしまったのが惜しい。2015/07/26

sarara0904

1
ヘッセの「ひとり」という詩を思い出しました。 ひとりで生きることの難しさ、大切さとともに、日ごろ自分がいかに周りに助けられて存在しているかということも考えさせられる本でした。 また10年後に、ゆっくりと再読してみたい。そのとき、もっともっと深く共感できるようになっていたいと思う本でした。2013/11/21

おちょま

0
リアルおばちゃまを垣間見た感じ。結構面白かった

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