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内容説明
すべては蒸し暑い六月のアーリントン国立墓地から始まった。埋葬されるのはジョン・ポール・ヴァン。一介の元陸軍中佐であり、ある意味では軍に反逆した人物である。それでもアメリカ政府、軍の要人を初めあらゆる人びとが葬列に加わった。ペンタゴン・ペーパーズ(国防省秘密文書)・スクープでニクソン政権に痛撃を加えたニューヨーク・タイムズ記者ニール・シーハンも参列者のひとりだった。陸軍軍楽隊が慣例を破って奏でる「花はどこへ行った」を聴きながら、彼はある決意をかためた。ひとりの男の生涯の記録で描いたアメリカ現代史。全米図書賞、ピュリッツァー賞、コロンビア・ジャーナリズム賞、ロバート・ケネディ賞受賞作品。
目次
序章 葬儀
第1部 戦場へ
第2部 すべての発端
第3部 アプバクの戦闘
第4部 組織の壁の中で
第5部 内なる戦い
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
yooou
3
☆☆☆☆☆ ハルバースタムの「ベスト&ブライテスト」が天の文なら、この「輝ける嘘」は地の文だ。両者合わせてみてはじめて全体が見えてくるのだ。2011/03/03
キミ兄
1
WWⅡ、インドシナ戦争からの経緯、現場と上層部の認識相違、南ベトナム軍の体質、間違った戦争を戦った米国。ピュリッツアー賞。☆☆☆☆☆。2011/02/01
sasha
1
サイゴン政府が誤魔化し続ける前線の状況。事実を報告しようとする者は疎んじられ、報告書さえも握り潰される。アメリカでヴェトナムの現状を訴える報道が増えたのは、アメリカ政府に現実を見せようとした将校の手段だったのか。2012/03/26
Nadja
0
ノンフィクション作品、映画プラトーンの原作。全米図書賞、ピュリッツァー賞、コロンビア・ジャーナリズム賞、ロバート・ケネディ賞受賞作品。