内容説明
入り組んだ血の関係。４代にわたる抗争。女たちの嫉妬―。優しくて、ワルで。ちゃらんぽらんで、実がある。元暴走族の青年五郎にからみつく言い知れぬ不安を描き、中上文学の新展開を開示する遺作。
感想・レビュー
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ほっち
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渡部直己の解説を読むために図書館から借りる。鮎や川が隠喩になっているとは気づかず。193ページ10行目、鉄男が主人公の未完小説は、『熱風』ではなく『大洪水』と思われる。2017/02/13
mak2014
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未完で遺された作品の一つ。主人公の五郎が最初から最後まではっきりとした行動がなく流されているという印象。文章的にも淡々としており、漲る力が感じられない。2012/06/19
