内容説明
あらゆる料理は美しくセクシーで、ときに哀しい―。世界の料理、美味・珍味を素材に、鮮やかなイメージで女と男の人生模様を浮かびあがらせる。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
怜
17
男と女の間には。そんな歌があるように、龍とわたしのあいだにも深くて黒い溝がある。龍は決して理解できない「男」のシンボルとして立ちはだかる。彼が立つ位置まで行きたくて。でもいつも挫折して。きっと永遠に彼とはわかりあえない。わかってるから、挑むのである2014/03/31
奥山 有為
13
たべものはオシャレに、登場人物は少々下品なところも?2016/09/19
kuma suke
5
料理の数だけ女も出てくる。2015/07/25
Syouichi Nishiyama
4
作家さん、初読み。最初、なんじゃ?と積ん読本、途中から割と面白くなり読んだ本に。 食とはエロスだねぇ。たまにはこういう切り口の料理小説もいいかも。 純ではない色恋与太話って、いつまで楽しめるものなんだろうな。2017/09/17
みずめぐり
3
一話目の「海を食べているみたい」なパスタがどうしても食べてみたくなった。高級材料を使いすぎてるのと、手間が結構大変なので実現せずにいたが、先般「本棚食堂」で実演してもらって食べてはいないけど完結させた本。村上龍とは残念ながら肌が合わない、、と確信してしまった1冊でもある。また数年したら変わるかもしれないけれど。