よき時を思う

個数:
電子版価格
¥2,200
  • 電書あり
  • ポイントキャンペーン

よき時を思う

  • 宮本 輝【著】
  • 価格 ¥2,200(本体¥2,000)
  • 集英社(2023/01発売)
  • ゴールデンウィーク ポイント2倍キャンペーン対象商品(5/6まで)
  • ポイント 40pt
  • ウェブストアに1冊在庫がございます。(2024年04月27日 03時03分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 46判/ページ数 384p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784087718225
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

よき時、それはかつての栄光ではなく、光あふれる未来のこと。

いつか、愛する者たちを招いて晩餐会を――
九十歳の記念に祖母が計画した、一流のフレンチシェフと一流の食材が織りなす、豪華絢爛な晩餐会。
子どもたち、孫たちはそれぞれの思いを胸にその日を迎える。
徳子おばあちゃんは、なぜ出征が決まった青年と結婚したのか?
夫の戦死後、なぜ数年間も婚家にとどまったのか?
そしてなぜ、九十歳の記念に晩餐会を開くことにしたのか?
孫の綾乃は祖母の生涯を辿り、秘められた苦難と情熱を知る――。
一人の命が、今ここに在ることの奇跡が胸に響く感動長編!

■著者紹介
宮本 輝(みやもと・てる)
1947年兵庫県生まれ。追手門学院大学文学部卒業。77年「泥の河」で太宰治賞、78年「螢川」で芥川賞、87年『優駿』で吉川英治文学賞、2004年『約束の冬』で芸術選奨文部科学大臣賞文学部門、09年『骸骨ビルの庭』で司馬遼太郎賞、19年「流転の海」シリーズ完結で毎日芸術賞を受賞。著作に、『水のかたち』『田園発 港行き自転車』『草花たちの静かな誓い』『灯台からの響き』など。10年秋に紫綬褒章、20年春に旭日小綬章を受章。

内容説明

九十歳の記念に祖母が計画した、一流のフレンチシェフと一流の食材が織りなす、家族のための豪華絢爛な晩餐会。そこに秘められた、十六歳の日のある出会いと別れの記憶。一人の命が今ここに在ることの奇跡が胸に響く感動長編!

著者等紹介

宮本輝[ミヤモトテル]
1947年兵庫県生まれ。追手門学院大学文学部卒業。77年「泥の河」で太宰治賞、78年「螢川」で芥川賞、87年『優駿』で吉川英治文学賞、2004年『約束の冬』で芸術選奨文部科学大臣賞文学部門、09年『骸骨ビルの庭』で司馬遼太郎賞、19年「流転の海」シリーズ完結で毎日芸術賞を受賞。10年秋に紫綬褒章、20年春に旭日小綬章を受章(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

starbro

233
宮本 輝は、永年に渡って新作をコンスタントに読んでいる作家です。蟹、キャビア、ジビエ、シャンパーニュ等、豪華絢爛な晩餐会のシーンは、圧巻でしたが、著者の作品としては感動控え目でした。四合院造りの家に、一度棲んでみたいです。 https://www.bungei.shueisha.co.jp/shinkan/yokitoki/2023/02/16

ちょろこ

133
凪、の一冊。よき小説だ、と思う。90歳を迎えた祖母が計画した晩餐会を描いた家族物語は穏やかな人に囲まれたような凪のような心地よさ。なぜに祖母はここまで本気の晩餐会を計画したのか…その理由に思わず背筋が伸びる思い。16歳のあの時、見ていると幸福な気持ちになる"大きな箱"を知ったからこそ得たかけがえのない幸せが溢れんばかりに心を伝った。四合院造り、吃音も物語に深みを添える。心離れた家族なれども必ずクロスする時、場がある。よき時のための一歩と幸福を探す大切さ。そして荒波乗り越えてこその凪の尊さをしみじみ思う。2023/05/25

あすなろ

110
宮本輝氏の最新作。輝氏の一つの作風系統である食や建物等が紡ぐ日常の延長線上からの別世界を描きながら、各々の人生や家庭、ルーツを描いている。正直、前作よりこちらの方が僕は良かった。先程記した別世界とはこんなイメージである。ここに坐っていると、壮大な物語に登場する生き物に飲み込まれている様な気がしますね、と作中語られているがそんなイメージなのである。今作の晩餐会然り、四合院造りの家然りである。それらより紡ぎ始められる各々の物語。読者が揺蕩えるシーンの提供が素晴らしいと感ずる。2023/06/03

ゆみねこ

97
金井徳子という女性が歩んだ人生を孫である綾乃の目を通して語る。戦争、16歳での結婚、2週間の新婚生活と夫の戦死。夫の死後数年間婚家に留まった理由と教師として生きた戦後。90歳まで生きたら豪華な晩餐会を開いてみんなを招待するというおばあちゃん。そんな徳子おばあちゃんを大切に思う家族たちと徳子さんの素敵さ。とても良い物語でした。綾乃の住む四合院の家と家主一家のエピソードがまた良かったです。2023/02/21

J D

81
 宮本輝氏の健在ぶりを示す小説だったように思う。宮本輝氏の小説は、「生と死」「人の業」がテーマで語られて行く。今回もそう。孫の綾乃を通して徳子ばあちゃんの「生と死」を語り、最後に三沢兵馬の「業」を語って物語を閉める。徳子ばあちゃんの晩餐会では、料理やワインに対する春明の言葉は、まるで宮本輝氏が言っているように思える場面もあり何となく微笑ましく思えた。ライフワークとしていた「流転の海」も終わり、あとどれだけ宮本文学を味わえるのだろう。宮本輝氏と同じ時代を生きられることに感謝。2023/03/26

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/20530844
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。