類

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  • サイズ 46判/ページ数 504p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784087717211
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

明治44年、文豪・森鴎外の末子として誕生した類。優しい父と美しい母志げ、姉の茉莉、杏奴と千駄木の大きな屋敷で何不自由なく暮らしていた。大正11年に父が亡くなり、生活は一変。大きな喪失を抱えながら、自らの道を模索する類は、杏奴とともに画業を志しパリへ遊学。帰国後に母を看取り、やがて、画家・安宅安五郎の娘と結婚。明るい未来が開けるはずが、戦争によって財産が失われ困窮していく――。
昭和26年、心機一転を図り東京・千駄木で書店を開業。忙しない日々のなか、身を削り挑んだ文筆の道で才能を認められていくが……。
明治、大正、昭和、平成。時代の荒波に大きく揺さぶられながら、自らの生と格闘し続けた生涯が鮮やかによみがえる圧巻の長編小説。

【著者略歴】
朝井まかて
1959年大阪府生まれ。2008年小説現代長編新人賞奨励賞を受賞して作家デビュー。2013年に発表した『恋歌』で本屋が選ぶ時代小説大賞を、2014年に直木賞を受賞。ほか、同年『阿蘭陀西鶴』で織田作之助賞、2015年『すかたん』で大阪ほんま本大賞、2016年『眩』で中山義秀文学賞、2017年『福袋』で舟橋聖一文学賞、2018年『雲上雲下』で中央公論文芸賞、『悪玉伝』で司馬遼太郎賞、2019年に大阪文化賞を受賞。近著に『落花狼藉』『グッドバイ』『輪舞曲』などがある。

内容説明

〓外の“不肖の子”類、その愛すべき生涯。愛情豊かな父、美しい母、ふたりの姉と何不自由なく暮らした少年時代。父の死という大きな喪失を抱えながら、画業を志しパリへ遊学した青年時代。戦後の困窮から心機一転、書店を開業。やがて文筆家の道へ―明治、大正、昭和、平成…時代の荒波に揺さぶられながら、〓外の子としての宿命と格闘し続けたその生涯。

著者等紹介

朝井まかて[アサイマカテ]
1959年大阪府生まれ。2008年小説現代長編新人賞奨励賞を受賞して作家デビュー。2013年に発表した『恋歌』で本屋が選ぶ時代小説大賞を、2014年に直木賞を受賞。ほか、同年『阿蘭陀西鶴』で織田作之助賞、2015年『すかたん』で大阪ほんま本大賞、2016年『眩』で中山義秀文学賞、2017年『福袋』で舟橋聖一文学賞、2018年『雲上雲下』で中央公論文芸賞、『悪玉伝』で司馬遼太郎賞、2019年に大阪文化賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

starbro

354
朝井 まかては、新作中心に読んでいる作家です。文豪 森鷗外は知っていますが、彼の不肖の息子 森類の物語は初めてです。森類の姉たちは魅力的ですが、類は私には単なる出来の悪い息子のままでした。類に著者の愛情が感じられるのは、著者が女性だからでしょうか?ダメ男に魅かれるみたいな。 http://seidoku.shueisha.co.jp/2009/read06.html2020/11/02

ろくせい@やまもとかねよし

312
森類さんの半生を綴る物語。父は明治期日本を牽引した森鴎外さん。主人公は未子で、21歳上の兄、8歳上と2歳上の姉をもつ。父と過ごす明治末、父の死で少しずつ環境が変化する大正、渡仏などを経験する青年期、そして社会の民主化が加速した戦後以降の家族内出来事で展開。主題は、偉大な父をもった男子子孫の不遇な人生。心根優しい人柄が人生の仇となったか。激変した社会。父が残した貴重な人脈や莫大な遺産を偉大な父の子孫としての果たすべきとの責務に囚われ、自立する自己形成機会を脱した印象。しかし貴重で無二な人生に違いはない。2020/12/20

いつでも母さん

225
息をする・・生きてるだけでもお金はかかるのだよ。それが私の率直な気持ち。世の中には『父親が偉大過ぎて、息子は何一つその天資を受け継がなかった』人は沢山いるだろう。「人はパンのみにて生きるにあらず」もわかるけれど、親は母親は特に子を思うとね・・『鷗外の子であることの幸福。鷗外の子であることの不幸。』この帯は刺さる。まかてさんが描く森鷗外の末の息子・森類の生涯。書かずにいられない鷗外の子等が怖ろしくもあった。2020/09/15

みっちゃん

191
偉大な父の子として生まれた、生まれてしまった幸いと不幸と。もしあの戦争がなければ、一生高等遊民として暮らせたかもしれない。父から譲り受けた財産を無くし、妻子の明日の食事にも事欠く生活でも、煙草と珈琲を我慢できず、何度も一意奮闘を誓うも画家としても、小説家にも、商売人にもなりきれず。一生涯保てたのは「鴎外の子」という気概と看板だけ、だろうか。身を粉にして尽くしてくれた妻亡き後の人生も、その逞しさに何だか苦笑してしまった。母、姉、妻との関係を描ききった作者の筆力のお陰で500頁近い厚みも苦にならず読めたけど。2020/10/22

のぶ

163
森鴎外の4人の子供の末っ子で、明治から平成まで生きた、類の生涯を描いた物語。兄が一人と姉が二人いる。大正11年に父が亡くなり、自らの道を模索する類は、次女の杏奴とともに画業を志しパリへ遊学する。帰国後に画家の安宅安五郎の娘と結婚する。しかし戦争によって財産が失われ困窮していく。戦後、千駄木で書店を開業し、文筆の道で才能を認められていく。人の一生なので色々あるが、類の人生はそれ程に波乱万丈の一生だとは感じなかった。面白いのは取り巻く人たちとの関係。それを大作に仕上げた、まかてさんの筆力に感心した。2020/09/21

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