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博物館のファントム―箕作博士のミステリ標本室

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  • サイズ B6判/ページ数 260p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784087715453
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

自然史博物館に預けられた「呪いのルビー」が狙われた。頻発する鉱物標本盗難事件と〈幻の宮沢賢治コレクション〉に関連が? 変人博物学者と新人分類学者の凸凹コンビが活躍する新感覚連作ミステリ登場!

内容説明

自然史博物館に棲みついた変人博物学者と片付け魔の新人研究者、でこぼこコンビが事件解決のために動き出す―!どんなものも絶対に捨ててはならない。―これは博物館の第一原則だ!

著者等紹介

伊与原新[イヨハラシン]
1972年、大阪府生まれ。神戸大学理学部卒。東京大学大学院理学系研究科博士課程修了。2010年『お台場アイランドベイビー』(角川書店)で第30回横溝正史ミステリ大賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ダイ@2019.11.2~一時休止

124
連作短編集。博物館が舞台のウンチク満載の日常の謎系ミステリー。オオカミと甲虫の話が良かった。2016/05/18

nico🐬波待ち中

116
動植物や化石、鉱物等を展示する自然史博物館を舞台にした連作短編。几帳面で片付け魔の新人研究員・環と、片付けが苦手な標本収蔵室のファントム、ことベテラン博物学者・箕作(みつくり)のやり取りが面白い。「どんな種にも、その種にしか語れない物語がある」探求心をとことん煽る「科学」の奥深さ。知れば知る程、知識だけでなく興味の幅も広がる。遥か古来より受け継がれてきた「科学」に果てしないロマンを感じた。伊与原さんの「科学」についてのウンチクは素人にも分かりやすくて面白い。自然史博物館に行きたくなった。2019/03/23

紅葉

62
自然史博物館が舞台の6話の短編集ミステリー。面白かったです♪これ、凄く好き!主役のバーコードレディ環とファントム箕作の二人、いい感じを匂わせて終わりだなんて…ぜひぜひシリーズ化して下さい!! 博物館なんて全然行かないけどこれ読んだら凄く行ってみたくなりました。色々な蘊蓄は勉強になって少し賢くなった気分です♪話しの中では3話目の送りオオカミが1番好きだけどどれも好きです。伊与原さんこれで2冊目だけどいいですね~ 全作品制覇したいと思います♪2016/03/12

アーちゃん

60
図書館本。2012~2013年「小説すばる」掲載の連作6編。国立自然史博物館にDNAバーコーディングの技術開発(プログラミング)で勤務している片付け魔の池之端環と、旧館「赤煉瓦」に文字通り住んでいる、モノを片付けない変人博物学者の箕作類が、博物館で起こる出来事を解決するというよくあるような内容だけど、伊与原さんの蘊蓄により、思ったより楽しめました。惜しむらくはどれも軽く読めてしまうところ。こちらは連続ドラマなどで映像化した方が面白くなると思います。博物館の内部が分かり、楽しく読めました。2019/08/21

すい

56
あまり馴染みのない博物館が舞台なので、ワクワクしながら読み進んだ。書いてある事象は事実を元にしてフィクションで肉付けしてあるとあとがきに書いてあったけれど、本当に興味深い短編ばかりだった。箕作博士の(影の)研究に目処が付いて完結なんだけれど、できれば続編を期待したい。あまりこういうのに恋愛要素は必要ないように思うけれど、この作品は別。環ちゃん、可愛いからなぁ。2014/07/27

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