出版社内容情報
新ヒーロー誕生! 極上の長編ミステリ
都内で起きた不可解な連続殺人事件。次の犯行現場は、超一流ホテル・コルテシア東京らしい。殺人を阻止するため、警察は潜入捜査を開始し…。1行たりとも読み飛ばせない、東野ミステリの最高峰。
内容説明
不可解な連続殺人事件の次の犯行現場は、超一流ホテル。容疑者も、ターゲットも不明。事件解決のため、一人の男が選ばれた。完璧に化けろ。決して見破られるな。
著者等紹介
東野圭吾[ヒガシノケイゴ]
1958年大阪府生まれ。大阪府立大学工学部電気工学科卒業。85年『放課後』で第31回江戸川乱歩賞を受賞。99年『秘密』で第52回日本推理作家協会賞、2006年『容疑者Xの献身』で第134回直木賞と第6回本格ミステリ大賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
大地
926
先が気になり、とにかく一気読みでした!!高級ホテルを舞台に、殺人事件捜査の過程で様々な事が起こり、ハラハラドキドキ感があり、とても楽しめました。また、新田や山岸など、登場人物も魅力的で、より惹きつけられます。2人の仕事に対するプロ意識の高さには感服しました。イブも是非読みたいです。2014/10/09
kishikan
840
久方ぶりの東野さん、やっぱり面白い!何人かコメントしているけど、僕も前半は石ノ森章太郎さん作のドラマ「HOTEL」が頭に浮かんで離れなかった。だけど終盤になって、刻々と迫る危機、事件の謎の解明、ラストの劇的な展開にページをめくる手が止まらない。ミステリとしては深くないのかもしれないけど、逆に素材となる舞台を掘り下げた原作で映像化すると面白いものができるんでしょうね。シリーズ化を望みますが、刑事の「新田」さんは今後もっと強いキャラ付けをすれば良いのですが、尚美さんを今回だけの登場にするのはもったいないなぁ。2011/12/06
takaC
802
もうすぐ単行本発売なので、復習兼予習で『小説すばる』2008/12月号からの連載全22回を続け読み。2011/09/02
ダイ@2019.11.2~一時休止
790
刑事がホテルマンに変装して、ホテルマンとして育ちながら事件を解決していく様が見事だった。2013/08/05
どんちん
776
内容の前に、まずは、この表紙。何かを予感させる。東野作品になかったように感じる。これで、まさにつかみはOKといったところだろう(「つかまれた」私がいうのもなんだが)。新参者とちょっと似ているような、オムニバスっぽい構成ではある。さすがに、作者本人が入れ込んだだけのことはあるのではないか。新田・山岸コンビは、とてもいい(シリーズものでなく残念)。ありがちといってしまえば、それまでであるが、東野どんでん返し劇場の中で互いを認め合い成長していく二人はステキである。わくわくどきどき時間を忘れ楽しめた一冊。2013/01/26