集英社文庫<br> 殺しの儀式

集英社文庫
殺しの儀式

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  • サイズ 文庫判/ページ数 554p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784087603071
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

内容説明

イギリス中部の大都市で連続殺人事件が起こった。犠牲者はすべて男性だ。きれいに洗われた死体にはむごい拷問の跡。血眼で犯人を追う警察は内務省から心理分析官トニーの応援を頼んだ。警察内部の冷ややかな目を背に、女性警部補キャロルとチームを組んで息づまる捜査が始まった。犯人は同性愛者か!?そして、さらに犠牲者が…。CWAゴールド・ダガー賞受賞の迫真のミステリー。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

あ~や★

11
死体は激しい拷問を受け、きれいに洗われていた。 犠牲者はすべて男性。 犯人は同性愛者なのか? 女性警部補キャロルと心理分析官トニーがチームを組んで捜査を行う…。 この本、ず〜っと本棚に飾ってました。 『ミレニアム ドラゴンタトゥーの女』の主人公ミカエル・ブルムクヴィストが読んでいたので読んでみる気になりました(笑) 年齢制限が必要ではないかと思うほどおぞましい内容ですが、惹きつけられて一気読み。 こんなおもしろい本を放置していたとは… 読む人を選ぶ本ですがオススメです。 CWAゴールド・ダガー賞受賞作2025/03/19

siva

9
読友さんの感想から読んでみました。いや、これ女性作家だったのか!なかなかのえぐさで男性作家だと。ここにも男女差別を受ける女性刑事が出てくるけれど、北欧ものほどの重きはなく、ただ男性が割と女性っぽかったりするのが女性作家ゆえ?前半はよかったが大詰めで少しぐだぐだ感あり。拷問ってほのめかされただけで知らないことまでべらべらしゃべる自信あるわ〜。2014/07/16

Yoko

8
はじめましての作家さん。英国発のサイコスリラー。スピード感は無いものの(ちなみに舞台はポケベル時代)、捜査のプロファイリングと同時進行で少しずつ明らかになる犯人の心理や犯行の描写にじわじわ引き込まれた。特定の主人公ありきのストーリーではなく、捜査官達の人間模様やそれぞれの思惑、プロファイリングで明らかになる醜悪ながら悲痛な犯人の心の叫びなどを丁寧に描いた客観性の高い作品だと感じた。犯人の正体も、それは反則‥‥‥とも思ったが、ま、いっか。いかにも続く‥‥‥ではないが、宙ぶらりんな要素も多々あるので続編へ。2014/05/17

ハレ

7
サイコミステリー。冒頭で引用されていた‘拷問の精神は男のもの‘という文言。しかしぞっとする拷問シーンを何度も書いているこの作者は女性。解説者は「女性」という修飾語を取ったミステリーだと言う。確かに。ぞっとしながらも面白く感じたのはストーリーだけでなくそう言う理由なのかも。さて、気になるのはキャロルとトニー、その後の二人の関係はどうなる?2022/08/03

ヤジ

5
かなり内容の激しい物語でした。2025/02/26

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