内容説明
アスペンは六月。ポプラの緑が映え、ゴルディロックス・ケータリングは商売繁盛…、とは世の中そんなに甘くない。前夫の脅迫を避け、息子アーチと大邸宅に住み込んだゴルディ。昔の恋人との再会に胸が踊るが、シェルツ刑事のことも気にかかる。新聞に料理の中傷記事が出たり、と気のもめる日々が続き、おまけに恋人の死を目撃したとあっては、もう黙ってられないクッキング・ママは再び捜査に乗り出した。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
nafko
11
クッキングママシリーズの２作目。何度も読んでるけれど登録は初めて。先の話を知ってからこの巻を読み直すと、ジュリアンの尖りっぷりに笑ってしまう。美味しそうな料理は一層種類を増して豪華に。中でもチョコレートが食べたくなる。ゴルディが受ける仕打ちは相変わらずひどいけれど反骨精神もすばらしい。今作の犯人は精神的に問題があり、手段を選ばなかったということなのかな。登場人物みんな、その傾向があるけど。アスペン・メドウ大丈夫か。2023/10/16
はるき
9
夫からの深刻なDVから身を守るために大邸宅へ住み込む母息子。でもあくまでも悲劇の主人公にならないのがゴルディに魅力だ。プロとしての仕事っぷりに今回も感心した。しかし３１歳のシングルマザーとしてでこの波乱万丈な人生を生きているのか。本当に凄いな。2015/09/30
寧々子
8
恋人が不可解な死に方をしてもゴルディはあまり独自調査しない～ 掛け持ちの仕事は忙しいし、気掛かりなことが次から次へと起こるから大変！ 事件捜査はなかなか進展しません。 やっと動きが出たと思った途端、バタバタと収束してしまった！ ゴルディは事件解明に貢献したような、しなかったような？！ ゴルディの欠点ばかり見つかるのに嫌いになれない。 疲れ果てて愚痴を言ったりしながらも必死に働いてアーチを育てようと頑張ってるからかなぁ。 気づけばけっこうスラスラと読み進んでしまうシリーズなので、最終巻まで追いかけます♪2015/07/29
おっくん
6
たまたま図書館で「クッキングママのクリスマス」を手にしてシリーズの後半の作品だったので、一巻の「名探偵」を読んだ。約一年経って思い出して二巻目。ハンサムな医師だが、DVの夫と別れてシングルマザーの主人公。思春期の息子との関係に生活の為の仕事に四苦八苦しながら頑張るのに、事件に巻き込まれながらも周りにも気遣いも。ニュースでは伝わらないアメリカの事情が解る気がする。2014/09/21
lovemys
5
物語の初めから二股をかけている主人公（笑）やっぱり好きになれない（汗）物語は勢いよく始まり、急に彼が事故で亡くなってしまうけど、そこから200ページ物語は進まず…。ちょっと進展あっても、300ページまで、また何もなし…。ゴルディーの全くセンスのないジョークと、聞いていて嫌になる愚痴ばかりが続き、読むのが嫌になった。ミスGとか呼ばれているのもオシャレじゃないし。バリバリ運動系の18歳男子でベジタリアンってのにも共感できないし、色々不満だらけだけど、読み終わったらあら不思議、次も読みたくなる（笑）なぜだ（笑）2014/02/20
-
- 和書
- 制服概論 新潮文庫
