集英社文庫<br> クッキング・ママは名探偵

集英社文庫
クッキング・ママは名探偵

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  • サイズ 文庫判/ページ数 387p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784087602579
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

内容説明

高級リゾート、アスペン。でもゴルディは優雅な生活とは縁がない。離婚後ケータリング業を始めた彼女は今日も息子の元担任で自殺したローラの葬儀の料理で大忙し。そうした中彼女はローラの死因に疑問を抱くが、義父がコーヒーを飲んで苦しみ出し、前夫からは犯人呼ばわり、警察からは商売の中止を命ぜられる。ゴルディは身の潔白を晴らすため、事件の解決に乗り出していく…。名探偵ママ誕生。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

nafko

19
久しぶりに読み返した。登場人物同士の過去でのつながり、家庭の問題、シングルマザーの奮闘がおいしい料理でまとめられ、事件が解決する。犯人の家は、つくづくひどい一家だな、と思う。2023/10/12

ペルー

13
うーん、よく知らないけど、この作品てコージーミステリのパイオニア的、草分け的作品になるのかな?それにしてはちょっとショッキング。今やバツイチ母子家庭の設定も珍しくないとは思うけど、離婚原因が夫のDVで、しかももう一人の元妻と友人で、そのDV前夫には再再婚となるフィアンセがいいて、近所に住んでる。う~ん、どんより複雑。事件の解決も同居の若いパティ・スーが明らかにおかしくて、なにか告白しかけてるのに、それをあっさりやり過ごしちゃう鈍感さが嫌。犯人も嫌なやつで、ちょっと嫌な感じの事件だった。2015/05/01

nafko

11
登録してなかったけれど、もう何回も読んでるシリーズ。文庫の表紙は、作中の料理の写真の方が好き。事件の内容が結構ハードだし、コージーミステリーとは言い難いのかな。離婚してキッチンを業務用に改装する経緯が初期設定とシリーズ後半とでちょっと食い違うね…とシリーズものあるあるが見受けられます。2020/03/01

寧々子

10
ゴルディの打たれ強さが魅力的♪ ケータリング業ができなくなってもスグに他の仕事を見つけ働きながら、事件を調べようと奮闘する姿が頼もしい! その一方でふさぎ込んだり親と距離を置こうとする息子のアーチを心配する姿は愛情深くていいですね♪ 他の登場人物達が生き生きと書かれているも良かった! ゴルディは話を聞いて回りますが誰もが何かを隠しているようで、答えではなく疑問ばかりが増えていきます! 答えが先延ばしになり焦らされたからこそ、気になってしまいドンドン読んじゃいました。 2015/05/09

ウララ

9
久しぶりに翻訳物を読んだ。読み出してすぐに、ああ名前が覚えられない、と懐かしの感覚。登場人物も多くて話を追うのも大変だったが、慣れてくると頭に入ってくるものだ。話はケータリング業のシングルマザーが主人公。息子の元担任のお葬式のケータリングで義父が毒を飲まされたため、ケータリングの仕事がなくなる。仕方なく犯人探しを始めるが、出てくる元夫や友達も個性強すぎ。息子もゲームにはまっていて、それも心配の種。ストーリーよりも、出てくる料理やアメリカの風俗がわかって、それが面白かった。続編は読まないかな。2022/03/19

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