感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
nuit@積読消化中
103
<再読>本書自体は静かに幕を閉じましたが、終わりなき恐怖は永遠に続くのだなぁと。いずれまたベンとマークに会えるのではと思ってましたが、キングは続編は書かなそうですね。キャラハン神父は読友さんのレビューによると、ダークタワーで登場するとか!?ダークタワー…未読なのでいずれ読んでみたいと思います。2019/06/22
みや
27
最後まで登場人物を把握することができず、町や人々の情景が全くと言っていいほどにイメージできなかった。海外の作品をもっと読んでいったら、いつか慣れるのだろうか。結局、作品の表面をなぞるだけになってしまった。言葉や風俗の問題を乗り越えることができれば、雰囲気は大好きなので絶対に楽しめたと思う。とても悔しい。こちらが元なのだし、比べるものでは無いのだろうけれど、私には「屍鬼」の方が雰囲気も文体も合っていた。2018/06/26
goro@80.7
26
堪能いたしました。だからマーステン館はやばいって言ったじゃない。キャラハン神父の復活があれば新たな「呪われた町」が出来るのではないでしょうか。もちろんベンとマークも合流してね。面白かった。キングいいよね。2014/09/26
バ度ホワイト
18
信じる信じないで揺れる登場人物たちにやきもきする~しかも気付かぬうちにソレの毒牙にかかっちゃってなんかモヤッとする 逆にソレを見てアッと驚く人の描写になぜかスッとする 怖いけど これ絶対無理だわ~て絶望感しかない後半はもうハラハラ 皆一緒に行動しようて言ってるのに何でバラバラになるかな~まったくもう! 追い詰められてくベンとマークに容赦ないキングさん2016/09/22
Sakie
18
キングの小説としては若い。しかし町は禍々しく、キングらしいテーマがしっかり描かれ、至極アメリカ的な恐怖を煽る。奴らは人ならず、誤った存在で、絶対悪。そして正しき者を支えるのは、はたして信仰なのか。都市から離れた小さな町は一つの有機体のようだ。住む人たちはそれぞれ勝手に暮らしているようでいて、実は伏流する暗黙のなにかが奴らの跋扈を許してしまう。『そんな恐ろしいことが現実だと考えるよりは、家の中に招き入れるほうがずっと気が楽だからだよ』。スピードを増す闇の増幅が怖い。2015/03/22