集英社文庫<br> 20世紀最後の真実 - いまも戦いつづけるナチスの残党

集英社文庫
20世紀最後の真実 - いまも戦いつづけるナチスの残党

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  • サイズ 文庫判/ページ数 294p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784087507386
  • NDC分類 916

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ころこ

28
第2章の冒頭でアイヒマンについて言及されています。とすれば、アイヒマンがアルゼンチンに逃れたように、無名の残党は南米の地で名前を変えて生を全うしたことは想像に難くありません。本書が後から嘘と断じられたのは第5章のUFOがあるからです。とはいえ、普通のサラリーマンが著者の言説に真実味を感じて受容していなければ「アサヒスーパードライ」のCMに出演できなかったでしょう。70~80年代の虚構性といえばプロレスやノストラダムスがあり、現在それらを「嘘だ」というのはた易い。当時の人々が情弱だと言うこともできるでしょう2020/10/15

デビっちん

27
ナチス・ドイツ、SS隊と言ったら、即座に頭に浮かぶのが『オデッサ・ファイル』でした。しかし、本書を読むとそれが虚構である可能性が高いことがわかりました。チリにあるエスタンジアへの潜入、元SS隊幹部へのインタビューから、勝者が歴史をつくっていることがよくわかります。SS隊幹部の海外渡航には、○○が絡んでいたとの記載には、本を落とすほどの衝撃を受けました。2017/09/24

植田 和昭

10
南米のドイツ人コミュニティでの謎めいた事件から始まり、ドイツ人の南米への脱出から、ヒトラーのダブルの存在、戦後の南米でのUボートのなぞの積み荷 ナチスのUFO計画、南極でのラストバタリオンへと話は進んでいく。いつのまにかカルト的な内容になっている。ナチスが円盤を研究していたのは事実だが果たして著者が言うような段階に達していたのかは疑問である。またUFOが接触してこないのをドイツの物だからという説明にも論理的に無理がある。この本よほど気に入ったのか2冊も持っている。オデッサファイルも読みたいなあ。2025/02/11

くろわっさん

9
ナチス・ドイツ側からの視点でユダヤやナチスのことが書かれている本。 前半が南米でのジャーナリストとしての冒険談。 後半が文献やインタビューをもとに作者の考察が書かれている。 まぁ信憑性は不明。 ノンフィクションと書かれていたが、フィクション感覚で読ませていただきました。 敗者側から見るのも面白い。2019/04/05

MIKETOM

7
これはナチスに関するレポートなのだが、単にナチスの歴史や戦争の過程に関するものだけではなく、戦後幹部たちが南米大陸へ続々と逃亡したので、それを追跡しついにナチスの大幹部(マルチン・ボルマンと思われる)へのインタビューに成功しそれをレポートしている。他にもUFOはナチスの秘密兵器だったなど。落合曰く、歴史は勝者が作るものだが、敗者には敗者の言い分というのがあり、落合はそれを記録したかったとのこと。ユダヤ人600万人の大虐殺などねつ造だと数字を上げて説明している。けっこう説得力があったりする。真相やいかに。2017/07/01

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