集英社文庫<br> ニューヨーク・シティ・マラソン

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集英社文庫
ニューヨーク・シティ・マラソン

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  • サイズ 文庫判/ページ数 251p/高さ 16X11cm
  • 商品コード 9784087494884
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

黒人売春婦の挑戦を描く表題作他8篇、パリ、ローマ、ピンプ、男娼、サギ師…危険で、しかし美しい都市小説。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

シルク

8
グロ系、きれい系、不思議系とか、いろいろなエッセンスがつまった短編集。「フロリダ・ハリー・ホップマン・テニス・キャンプ」が一番好きかな。2017/07/02

白猫の単語

5
嘔吐、風俗、ドラッグ少なめの安心して読める短編集だった。大好きなのは蝶乱舞的夜総会。次にシティマラソンとリオデジャネイロ。北京ダックとテニスキャンプはさらりとしたきれいな話。パリのアメリカ人はインザミソスープのフランク?2015/09/05

Roti

5
ある都市を背景に、その街とその街に住む人、その街を訪れた人々のショート・ストーリー。1980年代の匂いを懐かしく感じながら読んだ。都市は駅に似ている。多くの人々が物語を持ちながら集い、出会い、すれ違い、離れていく。異邦人として眺める景色と感じる匂いは、異邦人でしかわからないものだ。その視点に共感を覚える。2014/01/31

フローズンヨーグルト

4
世界の様々な都市を舞台に若者の生の躍動を描いている。登場人物がほぼ現地の人で構成されており、いずれの人物も都市の裏側を縫うように人生の一瞬を生きている。疾走感と寂寥感を同時に味わえる秀逸な小品だ。それにしてもカタカナの固有名詞が多く出てくる。執筆当時はまだ若かっただろうに知識が豊富だ。2013/09/10

TST

3
初めて読む村上龍作品。世界各国を舞台にその街に住む人々の生活を写し描いた都市小説。性や犯罪、暴力といったダークな描写があるがけして生々しくはなく、むしろ爽やかな感覚さえある。個人的には「ハカタ・ムーン・ドッグ・ナイト」「メルボルンの北京ダック」が好き。とにかく不思議な小説体験をした。『限りなく透明に近いブルー』も早いとこ読みたい。2020/03/02

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