感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
みのにゃー
4
処分前の再読。表題作他『赤の他人』『7日の恐怖』を収録。いずれも少年誌に掲載。身近な人間がいつの間にか侵略者と入れ替わっているというのは他の作品にもあるが、この作品は侵略者ではなくグランドールという人形(コピーロボット?)。さすった人間をマスター(主人)として助けてくれるのはランプの魔人みたい。最初に嫌な奴として登場した猿丸が、協力者となる展開が好き。2019/10/23
地下鉄パミュ
3
最後が急展開だったけどこれは面白い。馬になったり、自分の分身になったり、忠実な家来になったりと様々な形に変化するグランドール。かなり古いマンガのアイディアとは思えない。藤子不二雄世代の方にはコピーロボットって表現の方が分かりやすいかな。2016/04/17
ソラダマ
2
併録の『赤の他人』もそうなのだけど、ひょっとしたら自分以外のあの人やその人が同じ人間ではないかもしれないという恐怖。逆に自分だけが他の人とは違うかもしれないという恐怖。同じであることに安心するということもおかしなことだけど、そういう部分に何も考えずに生きるのは間違いかもしれない。同じく併録の『7日の恐怖』も、私たちではどうしようもできない力でこの世界、地球、宇宙といったものが存在するのだとしたら、結局ケセラセラになるように毎日を過ごすのが一番なのかもしれない。2015/02/21
cocon
1
・グランドール ・赤の他人 ・7日の恐怖2016/02/06
zx-sho2
1
☆★★★★グランドール 手塚治虫名作集 (17):❶(中編)グランドール★4:世の中、あちこち「グランドール」がいる!「文化大革命」の「紅衛兵」も「グランドール」だった?!❷(短編)赤の他人★3:この世は、自分自身のドラマ!❸7日の恐怖★3:人間の愚かが造物主の怒りに触れ、夢の中、7日の「創世記」。2013/01/21
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