集英社文庫 日常ええかい話

原田 宗典【著】

集英社（1994/06発売）

• サイズ 文庫判／ページ数 224p／高さ 16cm
• 商品コード 9784087481723
• NDC分類 914.6
• Cコード C0195

内容説明

Ａは女の子をＡｉｒｐｏｒｔまで送ることになったアッシー君の涙ぐましいドライブプラン。ＢはＢｏｗｌｉｎｇ場でのオモネリ作戦失敗に学ぶ人生の厳しさ。ＣはＣａｍｐにおけるフィールドウンチョス略して野菜の実践と対策について。ＡＢＣからＺまで次第に困惑をふかめる試験にゃ出ん英単語の数々。語学の達人のあなたにも、胸はって「ニガテだ」と言う君にもたっぷり笑える日常ええかい話。ハラダ印マル得エッセイ。

目次

Ａ　ＡＩＲＰＯＲＴ―愛と哀しみのエアポート
Ｂ　ＢＯＷＬＩＮＧ―ボウリング全盛時代のこと
Ｃ　ＣＡＭＰ―さあ手を腰に、のキャンプなのだ
Ｄ　ＤＩＳＣＯ―初ディスコにて原田玉砕
Ｅ　ＥＸＰＲＥＳＳ―いけいけ夢の超特急
Ｆ　ＦＩＳＨ―超困惑の荒煮弁当
Ｇ　ＧＵＮ―キラー原田誕生秘話
Ｈ　ＨＡＭＢＵＲＧＥＲ―栄光のハンバーガー少年
Ｉ　ＩＶＹ―誰が何つってもアイビーなのだった
Ｊ　ＪＵＭＰ―ジャンプをめぐる悲劇
Ｋ　ＫＩＴＥ―タコと無常
Ｌ　ＬＵＸＵＲＹ―トゥール・ダルジャン見聞録
Ｍ　ＭＥＤＩＣＡＬ―医学与太話のタネは尽きぬ
Ｎ　ＮＵＲＳＥ―ウルトラヤブ看護婦の出現
Ｏ　ＯＵＴＳＩＤＥＲ―不良化の投げかける意外な波紋
Ｐ　ＰＵＤＤＩＮＧ―少年はプリンを目指す
Ｑ　ＱＵＡＲＲＥＬ―喧嘩はよくないが、やるならやるど
Ｒ　ＲＯＡＤＳＨＯＷ―初めてのロードショウ
Ｓ　ＳＡＮＤＷＩＣＨ―ああ青春のサンドイッチ
Ｔ　ＴＥＬＥＰＨＯＮＥ―脱力の呼び出し電話
Ｕ　ＵＮＤＥＲＣＯＶＥＲ―それは秘密ですなのだ
Ｖ　ＶＯＧＵＥ―恥ずかしい流行
Ｗ　ＷＡＳＨ―コインランドリー入門
Ｘ　Ｘ‐ＲＡＹ―大いに怪しいレントゲン
Ｙ　ＹＥＳＴＥＲＤＡＹ―日記風原田のある一日
Ｚ　ＺＯＯ―興奮のルツボだズー

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[美登利]

アルファベット順に、原田さんの少年時代の話や、大人になってからの体験など面白おかしく書かれてます。解説を書いてる俵万智さんが、大ファンで家族中で原田さんのエッセイの虜になっているとあるように、かなり昔の話ですが、いつ読んでも爆笑ものです。特にボンナイフあったわ～文房具屋さんでよく買ったな！懐かしすぎる。

2013/06/30

[かずら]

AからZを頭文字にした英単語をテーマにしたエッセイ集。 一つ一つがコンパクトにまとまっていて、時間をつぶすのにちょうどいい。こういう日常をおもしろおかしく書ける人は貴重。頭を空っぽにして読める。 著者はどちらかというと純文学畑の人らしいのだが、いい意味でそんな気配はなくとっつきやすい。ちゃんと人を楽しませることのできる人だと思う。

2012/06/29

[samehada13]

旦那に借りた。

2010/03/31

[岩原@FIKA HOUSE]

フィールドウンチョスという言葉を発明した原田さんはホント天才だと思うのですよ。

[骨ゆん]

エッセイ集。名前は重要だよな、あと話し方に勢いあるなぁなんて思った。日常で触れる些細な事からよく話が膨らむものだ。

2014/08/20