集英社文庫<br> 怪物の友―モンスター博物館

集英社文庫
怪物の友―モンスター博物館

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  • サイズ 文庫判/ページ数 337p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784087481587
  • NDC分類 388
  • Cコード C0195

内容説明

伝説の麒麟と実在のキリン、鳳凰とフェニックス、龍とドラゴンは、どこが同じでどこが違うのか。また、古今東西の怪物と呼ばれる想像上、伝説上の、実在を証明できない遊想動物たち。こうした「怪物」たちをこよなく愛する筆者が、その博物学的知識のすべてを傾注して書き表したおもしろくて解りやすい怪物学のオリジナル決定版。

目次

第1部 怪物づくし(真夏の怪物博物誌;怪物百科)
第2部 怪物学の楽しみ(怪物とは何か;妖怪とは何か;要説・怪物とのおつきあい;『秘密の動物誌』の歴史;渋沢龍彦の怪物趣味;怪物誌の復活;東の龍・西のドラゴン;人魚の伝説;宗教の博物学)
第3部 怪物・妖怪放談(座談会 妖怪の饗宴;対談 黄昏時の異人たち〈谷川健一〉)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ヴェルナーの日記

105
さすがは著者荒俣 宏氏。古今東西のキワモノの薀蓄に関して天下一品だ。しかも、妖怪・怪物に関する数多くの文献も蒐集し、物品も所持しているのいわれているから、まさに脱帽といえる。以前、どこかしらのTVで放映されていたが、人魚と河童の特集に出演しておられたが、これらについて、もはや第一人者の域に到達し、鉄人の名をほしいままにしていると思う。さらに凄いのは、ただも好きものにしているだけでなく、動物学的に分析しているところが、恐れ入ったと感じた。ここまでくると文句のつけようがない。2015/05/10

∃.狂茶党

12
怪物のカタログと、怪物をめぐる論的なものでできている。 正直同じものを扱うために、この本に限っても重複があるし、荒俣宏の本を他にも読んでいれば、お馴染みの話題を、幾つも読むことになる。 荒俣宏はほんとに怪物や妖怪が好きで、その根はホラー好きとは別の土台、怪奇と呼ばれる不思議の領域にある。 怪しいものはよく知られてしまうと消え失せてしまう。 そういった難しさを知りつつも、本書は怪しいものたちの世界を案内してくれます。2022/10/18

miroku

12
荒俣センセイ・・・博覧強記にして考察力も瞠目に値する。この頭脳は凄い!・・・顔は変だけど・・・。2012/02/19

記憶喪失した男

11
大学時代に読んだ本を登録。もう二十年前。非常に面白かった幻獣の本だった。内容や面白さの程度は忘れてしまった。2017/04/12

ほしけも

10
知ってるモンスターも、これに書かれてる事は全然知らないことばっかりなので驚く。2015/05/11

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