内容説明
病院長の孫娘が誘拐された。犯人からは、人質の黒髪と、前代未聞の要求が突きつけられる。身代金代わりに、入院中の患者を殺せ、というのだ。しかもその人物は、病院のスポンサーでもあり、政財界を巻き込んだ疑獄事件で裁判を待つ被告人だった。悩む家族、後手に回る警察。人質救出の極秘作戦が病院内で幕を開ける。そこに第二の事件が―。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
じいじ
96
大好きな誘拐ものミステリー、人質が無事解放されることを念じながら読み始める。舞台は総合病院。副院長の一人娘が誘拐される。犯人からの身代金要求は、金ではなかった…。ひたすら娘の安全を願う家族の苦しみの葛藤に胸が締め付けられる。そこに、次の事件が…。やっぱり真保ミステリーは面白い。一気に下巻に突入します。2016/12/19
ミカママ
36
ふぅ、やっと読み終わった。読み始めてすぐにどっかで読んだ(またはドラマで観た?)ような作品だと気付いた。だから再読だったのかな。内容がうろ覚えだったので、とりあえず読み終わる。この先このふたつ(みっつ?)の誘拐がどんな風に絡んでまとまっていくのか、楽しみにして下巻へ。2013/08/25
坂城 弥生
28
再読だけど、内容は覚えていなかったので、新鮮な気持ちで読めたし、下巻でどうなるか気になる。株に関しての雑学があった。2020/07/24
きょちょ
24
1983年に起こった幼児誘拐事件。 2002年に立て続けに起こった誘拐事件2つ。 2002年に誘拐されたのは、17歳の女性と19歳の男性。 一般的には幼児誘拐が多いので、これは一つの謎。 しかもこの2つの事件は、1つはある入院患者の死、もう1つは金でなく株券を要求。 これは異色な要求だ。 そして、1983年に誘拐された幼児と2002年の19歳の男性は同一人物。 この3つの事件の関連性は何かなど、興味をそそる内容。 しかし、どうにも進行が遅いのだ~。 ★★★2019/01/12
Syo
22
凄ぇ。2021/01/17