内容説明
きものは大好きだけど、あくまでも「非日常着」だった著者が、1年365日きもので過ごすという試みに挑戦。ところが、思わぬ所から冷えて風邪をひいたり、針仕事の大変さに目を回したり、失敗と試行錯誤と発見の繰り返し。生活形態も変わり、愛猫も目をパチクリ。働き者の「昭和のおかあさん」をめざして奮闘した1年間。写真やイラストも充実、きもの生活のガイドとしても役立つ、傑作日記エッセイ。
目次
一月
二月
三月
四月
五月
六月
七月
八月
九月
十月
十一月
十二月
著者等紹介
群ようこ[ムレヨウコ]
1954年、東京生まれ。日大芸術学部卒業。広告代理店、商品企画会社を経て、「本の雑誌社」勤務の傍ら、エッセイ『午前零時の玄米パン』を発表、注目を集める
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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あーさん☆転スラ·薬屋·本好き·魔導具師ダリヤ続々アニメ最高です!!(≧▽≦)
33
多分2003年の1年間の着物を着ながらの日記だよな?(; ̄Д ̄)?2018/02/16
katherine
25
きもの好きの著者が、1年365日きもので過ごすという試みをエッセイにしたもの。寒さや暑さ、雨の日に試行錯誤する姿は、きもの初心者の私には大変参考になった。同時に、綿や絹など天然素材の持つ素晴らしさに魅力を感じた。◆楽チンに流れるのも問題だ。自分に課するものがないと、人としても女性としても進歩しないのでは。肝に銘じたい。2020/10/27
にゃおにゃお
16
昔の人は毎日着物着てた。ということが、洋服に慣れた私たちには大変なことに感じるということが、よくわかった。色々勉強させていただきました。着物の合わせかたが素敵でしたぁ!私も稼いで色々かいたいなぁ~2016/04/02
uuuccyan
15
私は着物は見るのも着るのも大好きだが、やはり「特別な日」のものであって、365日を着物で過ごすのはどんな感じなのか興味があった。初めは寒さ対策に苦労したり、大変な様子が伺えた。半襟の付け替えや、襦袢から嘘つき袖を作ったりをマメにしていて、群さんの着物愛がヒシヒシと感じられる本である。私の場合はたまに着物を来た時の脱いだ時の開放感を考えると、365日着物で過ごすのは無理だろう。2020/01/10
ひみ
14
題名に偽りあり(笑)毎日着物で、というコンセプトですが、かなり初期段階から毎日は着ていませんというオチ。ともあれ、洗濯、お手入れ、雨の日、体調、似合うかどうかなど懸念事項が様々なこと、とっても共感できました。毎日身に付けていた昔の人は本当にすごい。作者さん、若い子(特に自分で裁縫しない子)には厳しい発言がちらほらあり、心が痛かったです。着物ベテランさんはこんな風に考えていらっしゃるのか…なんて思うと、着物警察怖いです(笑)そして大手百貨店の呉服屋も私は怖いです。考え方は人それぞれですけどね。2018/08/13