内容説明
十字軍支配下のアッカからラスカリスとルイセによって救出されたヴァレリー。だが、その傷も癒えぬうちに、裏切り者という疑いを晴らし、イスラム軍の信頼を回復するために、次なる主戦場アスカロンをめざす。戦う相手は、リチャード王から首将として派遣された英雄アイヴァンホー。果たしてヴァレリーに勝機はあるのか?そしてついに、戦いの火蓋は切って落とされた。傑作シリーズ第三弾。
著者等紹介
定金伸治[サダカネシンジ]
71年大阪府生まれ。京大大学院工学研究科修士課程修了。91年「ジハード」で第1回ジゃンプ小説・NF大賞に入選しデビュー
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感想・レビュー
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たろ☆
2
再読。濃いキャラクターが次々に登場し,いつの間にかずいぶんと賑やかな物語になった。ヴァレリーの素性も垣間見れる。幼少期の凄惨な出来事の詳細がますます知りたくなる。そのヴァレリーの智将っぷりを持ち上げるのに苦労しつつあるようで,どう考えても偶然でしか思えない日食を持ち出すに至って思わずのけぞった。2016/09/17
ペタル
1
ヴァレリー脱獄からアスカロン脱出まで。この巻ではヴァレリーと相対するアイヴァンホーやロビン・ロクスリーがヴァレリーを見極めようと色々思考を巡らせるけど、当の本人は他人から叱責を受けてもそれを受け入れてしまうから、攻めている側がどう対処したら良いのかわからない。その内にスルリと包囲網を脱出されてしまうのだから、ますます置いてけぼりにされたような気分なんだろうなぁ、と思いながら読んでいる。さ、次、次。2013/10/18
k_samukawa
1
ヴァレリーの出自、そうきたか……。2013/07/29
おぎにゃん
0
エアコンも役に立たないほどのあまりの暑さに、山手線に避難中に読了。前半3巻の段階では、5段階評価5。最高。さて、猛暑の街に戻るか…2013/08/11
千木良
0
全6巻の第3巻。感想は全巻読了後に。2012/12/24