内容説明
入門5年目、いまだ前座の噺家・流々亭天馬。ひょんなことから拳銃を拾い、ふざけ半分で引き金を引くと、なんと実弾が飛び出した!この出来事が天馬と仲間たちの未来を変えていく。自主映画監督、売れない劇団員、見習いライター。それぞれの夢に向かって走りつづける若者たちを描く、爽快な青春ストーリー。第12回小説すばる新人賞受賞作品。
著者等紹介
竹内真[タケウチマコト]
1971年生。95年に三田文学新人賞、98年「神楽坂ファミリー」で小説現代新人賞、99年「粗忽拳銃」で第十二回小説すばる新人賞を受賞
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感想・レビュー
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ひより
7
竹内作品は相当前に読んだ『カレーライフ』、『じーさん武勇伝』に続いて三冊目。 落語に興味があるので読んでみた。 拳銃を拾ってそれを持ち続けてしかも…というあり得ない状況に、徐々に気持ちが冷めてしまったのが残念。 でも、それぞれの将来に対する不安やもがきなど、若いっていいなぁと思いつつ読了。 もう少しその部分が深く描かれていたらよかったな。2024/01/25
ken-chang
4
たまたま道端で拳銃を拾い撃つと本物だったという所から物語は始まる。偶然拾った銃でそこまで拘るかなーと思うけど、拳銃を撃つことで自分が変われるってのは納得できるね。面白かったし落語いいね。☆3.52016/11/13
koike
3
たまさんからのオススメで。やりたいことはあるけどなかなか上手くいかない、そんな悩みを抱える4人が偶然拾った本物の拳銃。この小さな大事件を、それぞれ自分の分野で生かそう…と四者四様に奮闘する若者たち。もちろん本物の拳銃なので、本当の持ち主はそれを取り返そうと躍起になるが…?落語が見たくなりました。そもそもタイトルが「粗忽長屋」のもじりだしね。随分前に読んだけど、産前産後のバタバタで感想書けてなかった…。2015/08/09
空隼
3
噺家が最後良いとこ全部持ってちゃったな。2013/08/20
ねぎまぐろ
2
★★★2019/11/30