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集英社文庫
ジハード〈1〉猛き十字のアッカ

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  • サイズ 文庫判/ページ数 368p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784087476156
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

時は12世紀後半。血に飢え、野心に満ちた十字軍は聖地をめぐる侵略をくりかえしていた。そんな野蛮なキリスト教世界に背を向け、英雄サラディン幕下のイスラム軍に加わったヨーロッパ人がいた。その名はヴァレリー。天才的な軍略で、彼はイスラム文明の危機を救えるのか?第1回ジャンプ小説・NF大賞に入選し、大好評を博した傑作歴史ファンタジーシリーズが大幅改稿でついに文庫化。

著者等紹介

定金伸治[サダカネシンジ]
71年大阪府生まれ。京大大学院工学研究科修士課程修了。91年「ジハード」で第1回ジャンプ小説・NF大賞に入選しデビュー
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

とも

31
★★★イスラム帝国サラディンの時代をベースにした架空のヴァレリを主人公にした物語。序章と思われるが、期待できる出だし。2015/07/04

shun

5
歴史を元に創作して書いた準歴史小説とでもいうべき本。文体は語り口調風で重めだが、内容的には軽めなので、深く考えずにスラスラ読めた。登場人物が個性的で覚えやすく、それぞれの掛け合いもおもしろい。エンターテイメント性の高い小説だった。続きが楽しみ。2014/07/06

ペタル

4
全6巻古本で大人買いで読み始めました。ライトノベルという言葉の市民権が定着していない頃の作品ですが、スラスラと漫画のように読めて、脳内描写が簡単な要素を多いに活かしたキャラクター達の掛け合いが上手く盛り込まれてとても読みやすいです。準主人公(?)のエルシードはいわゆる「ツンデレ」の先駆けだっただろうなと、ヴァレリーとの今後をワクワク期待しながら次巻以降を楽しみに読もうと思います。2013/03/21

たろ☆

3
2003年以来,ものすごく久しぶりに再読。架空歴史ファンタジーだが,たとえば田中芳樹の『アルスラーン戦記』と比べるとテイストがやや軽い。元々が中高生向けのジャンプ・ノベルだったから当然といえば当然だ。智将ヴァレリーの凄みもナルサスには及ばない。登場人物のイキイキとした軽妙なかけ合いが楽しい。2016/08/26

ふぁしゅー

3
十字軍の話。キリスト教徒の主人公ヴァレリーがイスラム軍に参加する話。ヴァレリーのありようが悲しくて泣いてしまう。「このひとは、踏まれるために生まれてきたのです……私もできれば、そのような人間になりたいと思います」狂気じゃなくて、おびえながら自分のこころをころして、イスラム教徒とキリスト教徒のために。『姫神』の台与と忍穂もそうだったけど、彼らのありようが、読んでてすごく苦しい。読んで、知ってよかったと思える。2015/11/02

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