内容説明
続々と梁山泊に集まる好漢たち。山頂のとりでを中心に、八方に設けられた寨を各頭領がそれぞれ支配し、難攻不落の要塞はいまや一国の軍にも比肩する力を持つようになった。満を持し、寨を出た八千余の軍勢は、正義任侠の道を目指し、待ち受ける官軍に死力を尽くした戦いを挑む。堂堂の完結篇。
著者等紹介
柴田錬三郎[シバタレンザブロウ]
1917~1978。岡山県生まれ。本姓斎藤。慶大文学部卒。在学中『三田文学』に処女作「十円紙幣」を発表。戦後、編集者生活を経て、51年「イエスの裔」で直木賞受賞
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感想・レビュー
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優希
40
次々と梁山泊に集まる好漢たち。難攻不落の要塞は一軍の力を持ったに違いありません。本当に108人集まったかは疑問ですが。正義仁侠の力を目指して戦いを挑むのが格好良いです。2021/12/28
Gonta55号
1
李逵は好漢か?2022/01/22
勝部守
1
李逵が暴れ過ぎ。漸く集い始めて、もう終わり?という感じ。2014/04/11
かんたろう
0
北方水滸伝が好きなのでどうしても比べてしまうのだけれど、北方版と比べてどの登場人物もずいぶん乱暴で特に李逵や魯智深はずいぶん印象が変わった。とはいえここまで徹底的にやられるとかえってすがすがしいのが不思議。2010/02/09
YH
0
やっぱり108人揃わないうちに終幕・・・。柴田さんのりきは好きになれない。2009/04/13