内容説明
笑ってる場合、じゃない時ほど実は笑ってる場合、なのです。みなさん、さあ、この本を読んで、一息入れましょう。日常の何でもないことの大切さや旅先での発見の喜び。青春を過ごした街に対する気恥ずかしさ。昭和四〇年代の少年時代の思い出…などなど。ぱらぱらめくれば元気の素がいっぱいの原田宗典のショートエッセイ集。どこから読んでも、人生のいろいろにけっこう効くはずです。
目次
1 十八歳の東京(充実の「オコモリ」;苦手なドア ほか)
2 作家として生きるべし(見学をススメていた頃;私の思い出の懸賞 ほか)
3 天才の瑞気(天才の瑞気;何ゆえ恋は「恋」なのか ほか)
4 幸福先生(幸福先生;短篇を書きたくなる時 ほか)
著者等紹介
原田宗典[ハラダムネノリ]
1959年3月25日東京都新宿区生まれ。早稲田大学第一文学部演劇科卒。84年「おまえと暮らせない」で第八回すばる文学賞入選
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
かず
43
★★★★Audible。「モーレツ」の下りがモーレツに盛り上がっていた。2018/07/07
じょうき
8
ネット情報で筆者のエッセーに興味を持ち、手に取る。長さもテーマもばらばらで、執筆時期でまとめたもののよう。ユニークな視点と、よい意味で悪のりの散りばめられた文章は、単純に楽しかった。気分の落ち込んだときに、別の作品も読んでみたい。小説はずいぶん毛色が違うそうだが、いずれ試してみよう。2018/10/17
江藤 はるは
5
読んでる場合2019/11/23
しょうこ
4
このエッセイは初読み。 何だかもったいなくて、ちびちびと読んでしまう。 面白いんだなぁ、原田ワールドに入り込むのって。2016/05/31
YAS
3
某カフェにて紹介文のみ見て購入しました。 言葉違いが面白い人ですね。2019/07/07