内容説明
「先生は患者さんの話を自分の中で昇華してから、その真実を慎重に本書で語っているのです。そして私たち読者のココロの中に、一面識もない患者さんたちの生き様や思いが感動とともに刻まれていくのです」(解説より)。逃れられない「死」。だからこそ「生」はまぶしいほどに輝いて見える。忘れられない患者との出会いを哀惜の念と共に綴った、臨床医のエッセイ。
目次
アルツハイマー
私とエアロビクス
虚言症
早朝の車中放談
還暦
癌よ、ちょっと待っててほしい
苦しみは去った
人それぞれのときの流れ
初老期うつ病
晴天の霹靂〔ほか〕
著者等紹介
石川恭三[イシカワキョウゾウ]
1936年東京生。慶応義塾大学医学部大学院修了後、アメリカのジョージタウン大学留学。杏林大学医学部内科学教授を経て同大学名誉教授
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